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記念日を携帯が知らせてくれて

そんなときばかりうまく立ち回って。
誇張して言えば そんな感じだろう?君にしてみれば…

ミスチルのなかで、3番目くらいに好きな歌。
ちょうど今みたいな、春先とか、あるいは秋がはじまる頃とか、そんな時期に聴きたくなる。(ミスチルのだいたいの曲は、わたしはなんとなく秋に聴きたくなる)

歌詞1つ1つから感じられるもの(「記念日を携帯がいつも知らせてくれて、そんなときばかりうまく立ち回って」という状況や事実のことではなく、そこから潜在的に感じとられてしまう感覚のこと、もっと言うならば、どんなことを言いたくてその状況を歌詞にしたのか、とか、そいうったこと)がとても強くて、桜井和寿はやっぱり天才だなと思ってしまう。

Anotherstoryとは対照的に、しるし などは、どうしてこんなにも100%の言葉を書き綴ることができるのだろう?と思ってしまうくらいに、歌詞そのものがいい。むしろそこには、その歌詞にある事実だけが存在していて、それを聴きながらその歌詞以外のことを考える余裕などまるでない。やっぱり桜井和寿は、天才なのだ。

抱き合いながら 僕らは孤独とキスをして
分かったような台詞 ささやきながら眠りに落ちて
朝が来て日常が僕らを叩き起こし
逃げるように ベッドから這い出る

穏やかな中に、胸を締め付けるような苦しさがあって
それさえも心地よくて、ずっと聴いてしまう



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