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【水星の魔女16話】ミオリネをやっと好きになれそう

水星のプラモが家電量販店にわりと入るようになって、主要な機体は大体手に入った。水星へのモチベの高い日曜日だ。
塗料も買ってきたのでGWで何体か作るぞ。
(今はミカエリスを組んでる。)

というのはまあどうでもいいとして。

無駄に長々と書きすぎる奴だなと自分の記事を読み返して反省したので今回は極力短くいく。普段の半分くらいが目標だ。
別に誰が読むわけでもないが読みやすいに越したことはないよね。


【アバン・エリクトの現状】

相変わらずアバンで重要なことさらっとやるのが好きな作品だ。掴みとしては究極。
生体コードがデータストームと完全同調してるからデータストームそのものとして自己保存できるらしい。


(そうはならんやろ)

(なっとるやろがい!!)


死にかけのロリボディは諦めて意識だけをデータストーム化し、エアリアルで接続した。だからスコアを上げるとエリクトの活動能力が高まる。スコア8で完全復活ということらしい。

自分はデータストームはあくまで機体を動かした際の処理情報が人体の神経系にフィードバックされるものと解釈していたのだが、そういうわけでもないのかな?
FF7のライフストリーム、ガンダムシリーズでのサイコフィールドみたいな。

速い話が電脳化した18メートルのサイボーグなわけだ。量子化ならぬ粒子化。

さらっと強化人士の説明もされてた。
拡張神経、まあ凡そそんなものだろうと思ってたのでそこはいい。

身振り手振りがいよいよヤバくなってきたプロスペラ。悪役の風格が出てきましたね。

【総裁選の行方】

金髪の何者かの手によって、企業行政法で好き勝手やってたのがバレて地球側が猛反発。当然他所のスペーシアン達からのベネリットグループの信頼は地の底。
なんとかしなきゃねってことで新しい総裁の選出が必要になる。まあトップが居なきゃね。

これ見よがしにシャディク(フォーマルのすがた)が動き出す模様。今回はちょい役として出番を終える。スケベな胸板をないないしているからか女子たちの気分も上がらない様子だ。


「みんなを待たせているからね」


みんなって誰ー?

【地球寮の明日はどっちだ】

1週間の停学を喰らい、エアリアルとデミトレーナーも没収され、寮には刃牙死ねと落書きをされて踏んだり蹴ったりな地球寮だったが、マルタンの頼もしさや、ミオリネの復帰で空気も良くなってきた。

ニカもニカでグラスレーのくっ殺っぽい人に勧誘を受けていたが、蹴られて強くなったのかキッパリと断っていた。瞳にも光が戻っている。

目的が正しくても手段を間違えたら意味ないってこれまんま自分のことでもあり、ノレアのことだからね。


【エラン5号の人間らしさ】

エアリアル乗り込んで奪取してこいっていう雑な命令(それでいいのかニューゲンCEO)を律儀に遂行しようとするエラン5号だが、エアリアルは動かせずデータストームで門前払いされる。

スレッタがなぜデータストームの影響を受けないかについては、『データストームお姉ちゃん(25)と仲良しだから気を遣ってもらってた』で完全に説明が付いた形で、逆に言えばスレッタ以外の乗り手はエアリアルは自由に脳みそ焼き切って殺せるわけだ。

エリクトがたくさん出てきたのは解釈の余地があるよね。いつだがエアリアルのプラモのガンビットに棺のような意匠が見えるって投稿があったし、やっぱりビットそれぞれに“居る”のかもしれない。

ベルメリアにキレるエラン5号。
ノレアがニカにキレていたのと同じ、他に生きる術を持たなかった者が偽善者に向ける剥き出しの人間性だ。

5号は拒絶され、4号は一瞬とは言え繋がったと言うのが後々のファクターになってくる気もするのだが、まだ気が早いかな?
4号の復活は示唆されているので期待はしてもいいはず。

それにしてもベルメリアおばさん、どうなるかね……

【グエルの帰還】

雑な変装であっさり帰ってきたグエルと兄を見て喜びのあまり卒倒するラウダ。
笑わせにきてるだろ。
ペトラがしおらしくなっててかわいいね。

『後は俺が引き継ぐ』

って去っていったグエル。
会社のバックアップも何もない今のグエルが行くところとしてはシャディクのところくらいしか思いつかないがはてさて。


【ミオリネとスレッタとプロスペラ】

ここにきて予想通りの展開で胸が痛い。
命を助けてもらったのは分かってて、お母さんの『進めば2つ』でこれまで上手くやってこれた(ミオリネの言い方なら、逃げなくて良くなった)のも理解しているミオリネ。

『助けてくれたのは分かってる。でも人を…ペしゃって殺しちゃって……』

『私は笑えない。正しくっても、笑っちゃいけないよ!』

ここも結局はニカたちと同じこと言ってるよね。

お母さんに言われたら人を殺すのかと言われて困ったように笑いながらはいと答えるスレッタに言葉が出ないミオリネ。

プロスペラの言うことならなんであろうと、それが人殺しでも聞いてしまうスレッタの盲信をなんとかしたいと思いつつも、彼女が母をどれだけ信頼し大事にしているか、またそこに依存しているか知ってるからこそ面と向かってプロスペラの非難を言うわけにもいかない。

あんたは都合よく使われてるだけだから目を覚ませなんて言えるわけもない。

その場を逃げ出してプロスペラの胸ぐら掴みに行くのもわかるもんだよね。

お前ん家も人殺しじゃんって言われて引き攣るミオリネ。

スレッタを守りたい気持ちと、父のヴァナディース事変の虐殺の負い目からプロスペラに取り込まれていきそうな気配がビリビリする。


【おわり】

心情描写に力を入れた回だった。
意図的なものだろうが、それぞれが異なる経緯とアプローチから同じ信念に辿り着いているのが面白い。

特にミオリネとスレッタの再会。
一期から引っ張ってみんなが楽しみにしていたシーンなのもあって、表情の変化の作画に非常に力が入っていた。
ミオリネの悲痛な想いや、スレッタ可愛らしいけど危うさのある佇まいの表現は見事だったね。

熟した赤いトマトに映るミオリネと、まだ黄色いトマトに映ったスレッタの演出なんかはなかなか好みだ。

(ちなみに個人的に一番好きなシーンは、ラウダの大破したディランザを見上げるフェルシーちゃんのシーン!!)

2人はどうなるだろうか。

キービジュアルからミオリネがスレッタを守る構図になるのかと思っていたのだが、どん底でお互いに支え合う2人を外から引っ張り上げると言う点でのグエルとシャディクなのかもしれないね。
(まあ2人は2人で後に引けないとこまで行ってしまっているが……)

では



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