ゾーン7とゾーン8の方法論
■研究者と被検者の間を往来する
さて、ゾーン1からゾーン6まで検討してきた。残るは右下象限のゾーン7とゾーン8である。
<右下象限>
ゾーン7:三人称複数(それら)の外面を、内側の視点(一人称)で見る方法論(社会的オートポイエーシスなど)
ゾーン8:三人称複数(それら)の外面を、外側の視点(三人称)で見る方法論(システム理論など)
これを、夢学と絡めるなら、右下象限の統合的なテーマは、次のようなものになるだろう。
「この宇宙、この地球、この人間社会というものを、個人のみる夢を通して、あるいは夢が共通に立ち現れる集合的な無意識の場を通して眺めるなら、どのように見えるのか。そして、そのような観点から、ネットワーク・システムを意図的・意識的に再構築するなら、どのような可能性が拓けるのか?」
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