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ヤル気を伸ばす!

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このマガジンでは、「モチベーション」「動機づけ」の問題を徹底的に掘り下げていきます。 よく言われる「アメとムチ(報酬と懲罰)」は本当に有効か? 子どもの学習意欲から大人の労働意欲…
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#動機づけ

シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その11):「統制」が生み出す犠牲

■「統制」の水面下で起きていること前回、人がいかに社会に適応するか、つまり社会的なルール…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その10):モチベーションの類型論

このシリーズを通して一貫して、親・教師・上司といった社会化の促進者たちから「統制」を受け…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その7):「取り入れ」から「統合」へ

■「内在化」とは「統合」のことである前回、「取り入れ」と「内在化」という二つの対立する概…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その6):「取り入れ」と「内在化」

■「取り入れ」と「内在化」の違い人は、社会的なルールや規範を覚え、それに則って行動しない…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その4):「強制」か「自律性支援」か

「動機づけ」とは何でしょう? 簡単に言うと「人があえてやりたがらないことをやるよう仕向け…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その2):誰にも「自己成長欲求」がある

私が少年サッカークラブのコーチをしていたときのことです。 小学校低学年の子どもたちにドリ…

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シリーズ「ヤル気を伸ばす」(その1):専門分野と社会的役割の違い

今から20年以上前になります。 当時私はビジネスパートナーとともに組織の人事改革の仕事に取り組んでいました。 私が主に追究したテーマは仕事に対するモチベーションの問題でした。 単純な話、能力もヤル気もある人は、仕事へのモチベーションが下がることはありません。それでもモチベーションが下がるとしたら、外的な阻害要因が働いているからです。 阻害要因には様々ありますが、そのひとつを挙げるなら「自分の得意でないことをやらされている」ということです。では、「得意なこと」とは何でしょう?