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第7回 中学受験生の生活環境

連載「ぼく受験するの?」(2022−23版)
第7回 受験生の生活環境 

今朝、小学4年生の息子が通う #学習塾 における #理科のテスト を見ていました。イラストから植物の名前を答える問題です。
5つのイラストに6つの選択肢
⒈アヤメ ⒉ヒメジョオン ⒊シロツメクサ ⒋レンゲソウ ⒌フジ ⒍カラスノエンドウ

皆さん、どうですか?
これらの食物の名前、イラストと結びつけられますか?
私は・・・1つ+勘で2つかな?

こういう問題のこと指して、
「受験なんて必要ない!」「そんなこと覚えて何になる!」
と言う人もいますよね。笑

どうでしょう・・・
子供が小学校に通う6年の間、
出先で子供と一緒にアヤメ、レンゲソウ、フジを目にする機会ってありませんか?
おそらく、一度くらいはあると思うのですね。

そんな時・・・

1気が付かない

2そのまま素通りする

⒊「この植物の名前を知ってる?」と子供に聞いてみる。
子:「わからない」親:「これはア・ヤ・メって言う花だよ」子:「へ〜」

⒋ 3に続いて・・・
「漢字で菖蒲って書くのだよ」
「同じ漢字でショウブとも呼ぶ植物もあるの」
「カキツバタ(杜若)もそっくりなの」
「病気を治す花なの」
「“いずれはアヤメかカキツバタ“ってことわざがあるの」
と会話を膨らませる。

さらに後日、
⒌子供が、その時の状況を記憶していた
・季節は5月上旬から下旬・公園の花畑・高さは40〜60cmだった・紫色していた など

ほぼ、この1〜5のパターンですよね。

どうですか?子供が中学受験をすることになったとき、
その差は歴然となりますよね。

高い志を持つ子供は自ずとある程度の知識を生活の中で身につけます。
結果的に中学受験はクリアされるということです。


30年以上も前では、中学受験をする家庭の大半は5のパターンだったのです。
まして、1、2の家庭はほぼ皆無だったでしょう。
これが、植物に留まらず、建築物、看板に書かれた漢字、野菜や魚などの食べ物、衣類の繊維に至るまで、この5までのやり取りが繰り返されたら、どれだけの知識が日々の生活だけで習得できるでしょうか?
歴史の教科書に出てくる用語の多くが予備知識として蓄えられますよね。
それが、親から子へ受け継がれる環境の遺伝なのです。

また、その環境で育った子供は、その習慣が出来上がっているため、
念願の中学に入学した後も、自身で5のパターンを繰り返します。
一方、短期の詰め込みで受験を突破した生徒は、日々の知識習得癖がないため、
合格後は常に新たな目先の目標、そのための勉強を繰り返します。
言わば、勉強の自転車操業ですね。

また、学校側にとっても、内申書や面接で育った環境の確認をする方が、
試験よりも高い確率で知識習得環境で育った生徒を確保できるのです。
それが、OG、OB子息が優遇されて理由なのです。

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