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豆腐の豆は日本産がいいのか

米国で住んでいた時、一番の楽しみはファーマーズマーケットに出かけることだった。青空が広がることが多いカリフォルニアでのマーケットは、ベンダーとその人たちが大切に販売する商品との出会いの場。


日本に戻り、関東に住んだ際には渋谷で開かれるやや大きめのマーケットがあったが、地元に戻っても小規模であるが週末に開かれるマーケットがある。

そこに「絶品」の豆乳がある。


昔、毎日のように母と市場に出かけ、母が嬉しそうに豆腐屋の店先で豆乳を飲んでいたが私にはその「おいしさ」は分からず、大人の好むものなのだと思い込んでいた。

だが、この絶品豆乳に出会い、衝撃がつよかった。


昨日、久々にこのお豆腐屋さんで豆乳をいただく。


「あ!久しぶりですね!」と覚えてくださっているお豆腐屋さん。2代目でまだ30代であろうか、お若い。

「ここの豆乳は違います」そう毎回お伝えしてしまうけれど
その度に笑顔を見せてくださるお豆腐屋さん。


こういう、こういうコミニケーションが私は好き。

大事にしているものを分けていただき
ありがたいと感じる受取手に対し
買ってくださってありがとうと売り手も感謝を示してくださる。


1杯何十円の豆乳、1丁200円少しのお豆腐にかけられている時間と労力はどれくらいであるか想像することがあるだろうか。

個人商店で朝早くから起きられて作業され

お豆腐屋さんの手はふくよかで柔らかそうで、でも冬の寒さで
真っ赤・・・

ありがたいなあと思いながら
自宅でグビっ・・

「うまっ・・・」


濃厚で甘くて

シンプルに「うまい」



ふと豆はカナダのものとかなのですか?と尋ねると

今は国産なんです。とおっしゃっていた。

以前は中国のものを使用されていて、でもその豆は美味しく、安全性も確認済みのもの。しかし「中国産」に抵抗を持たれるお客様もいるので
国産を使用しているとのこと。


そう、そうなんだ。

国産=安全
中国= だいじょうぶ???

と思う気持ちが出来上がっている。

でもね・・・・

日本産=ほんとうに安全、安心のものですか?????

なのですよ。


どれだけ多くの方が商品を購入する際に裏の表示をご覧になっているでしょうか。


農薬が全て悪だとおもうのではなく、信頼できる販売手さんが理由を持って使用している農薬なら僕はいいかなと思う方なんですよ

そうお豆腐屋さんが話されていて
深くうなづきました。


こうして小さな商店は後継者問題等でいろいろ難しいことが多いと思うけれど
是非是非ながく

いいお商売をつづけていただきたいなあ

そうおもいつつ

この数日、この「絶品豆乳」をありがたく頂戴しよう。



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