ネット死語
「ユビキタス」という言葉が昔あったなと最近ふと思った。
「「いつでも、どこでも」ほしい情報が得られ、大量の情報を交換でき、だれもが利用しやすいコンピュータ環境をつくること(出典:コトバンク)」という意味だそうだ。当時IT系のセミナーとかに行くと当たり前のようにこの言葉が出てきたので、調べては忘れを繰り返しなんとか記憶に留めようと苦心したものだ。要するにスマホだろ、とすっかりスマホ社会に浸かりきった僕らはそう思うだろうが、当時はスマホがなかったか、あるいはそこまで使っている人がいなかった世の中だった気がする。スマホが出てきたことでこの言葉は役目を終えたのであろう。そもそも定義が複雑でとっつきにくいし。
ふと浮かんだこの言葉をネット検索にかけてみた。「ネット死語」とされていた。ネット死語か、そんなのがあるのね。もう少し調べてみよう。「今北産業」「香具師」「キボンヌ」「ノシノシ」「半年ROMれ」・・・。懐かしい言葉が出てくる。ちょうど電車男が流行った時代である。当時は当たり前のようにインターネット掲示板で使われていた言葉も今思うと確かに古びたなという印象である。社会人として出遅れて半引きこもりになった僕はネット掲示板に入り浸っていたもんだから、結構その頃が思い出されて考えに耽るものである。ネットラジオとか当時あったんだよ。今やYoutuberに取って代わられてるけどね。・・・失礼、今もあったわ。
「~過ぎて草」とか今でも割と使うし、変遷を経て面影を残している言葉もあるが、まぁ意外と使わなくても会話できるものだったりするもんだからねぇ。所詮は流行り言葉だったということなのか。
逆に、個人的に早くネット死語化してほしい言葉がある。
「FF外から失礼します」・・・テメーはダメだ。
どうせすぐに廃れるだろうと思っていたのだが、予想に反して息が長い。
正直フォローだろうがフォロワーだろうがX(旧Twitter)上で返信できるのが標準機能なのだから、あえてこの言葉をつけるのは無駄の極致じゃないかと常々思う。無駄だから嫌いなんだ無駄無駄・・・。
ネット死語専門の殺し屋がいるなら真っ先にお願いしたい言葉である。ワンショットワンキルで頼む。バキュン。
うーん、なんだか殺伐としてまいりました。そんな空気の中、拙者はこれにてドロンさせていただきます(爆)