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Mario Zegna

私の好きなスーツ生地ブランドに"CARLO BARBER"がある。最近はブランド自体が吸収され無くなり、生地を「熟成」させる倉庫も変わってしまったという。非常に残念である。

本題だが、バルベラのようにいつの間にか無くなっているブランドは多々ある。

ふと、羅紗屋を覗いた時にグレーの良い生地を見つけた。タグが付いていたので見ると「Mario Zegna」という文字を目にした。

イタリアブランド、MarioZegna super110's のタグ

かの時代にはあの「Ermenegildo Zegna」の姉妹ブランド的存在であった。直接関係はないが現在名前が「ZEGNA」に変わったように、ブランディングの為に提携を絶たれてしまったブランドである。ゼニアの名前を失ったブランドがどうなったかは察してほしい。

少し暗い場所でフラッシュを焚いて撮影してみた。
さすがの光沢である。現在のゼニアが出している艶のある生地には勝てないがとても綺麗な生地で仕立て映えすると思った。

グレーのスーツを仕立てたのはこれで2回目だが、やはりグレーには着るとなにかしっくりするものがある。

普段はいつものテーラーで遊び心あるものを作っているがこのようにシンプルなものを仕立てるのもまた良いと思った。

こちらはTailor Fukuokaで仕立てて頂いたがやはり先地で仕立ててくれるお店は少ないのでとてもありがたいと思う。


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