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Mr.Children20枚目の新アルバム「SOUND TRACKS」の全曲感想。

こんにちは。

さて、早くも今年も残りわずかとなりました。
今年は嫌なことが多い年でした、そんな暗闇の様な年でしたが、

そんな中、ほんの僅かでも光明というのはあるもので。

というわけで今回は、自分が敬愛し傾聴している、ミスチルの12月2日にリリースされた、新アルバム「sound tracks」の全曲の感想を、若干遅れ気味ながら、ここに書き記したいと思います。

因みに自分はリリース当日に買いました。

自分は音楽専門家でもなく、単純に聴き想ったことを書くだけなので、大した感想等は書けないとは思いますが宜しければ、暇つぶしにでも読んでいってください。

願わくば、ミスチルに興味がある方が読んで頂けたらば幸いです。

それでは本題と行きましょう。


1. DANCING SHOES

このアルバムのプレリュードとなる曲、それも少し暗めのダーティな感じ。

初めて聴いて想起したのが、シフクノオトの「言わせてみてぇもんだ」とか、SENSEの「I」とかですかね。

初っ端から色々と、印踏みまくりな歌詞。あと、wikiにも書いてありましたが、一人称が俺の珍しい曲。

「四半世紀やってりゃ色々ある」という歌詞からも解る通り、自分達の生き様をこの曲に明確に込めていますね。

そして次の曲に度肝を抜かされる事になります。


2.Brand new planet


今回のアルバムの文句なしの神曲。

もう単純にそう言い切れる。

ミスチルのアルバムは2曲目は必ず名曲というのがジンクスとしてありますが、今回も例外ではない。

可能性を可能星と掛けている言葉遊びに、今回も天才桜井節が強烈に炸裂。

やはり天才か、としか言いようがない。

にしても、ここまで宇宙をイメージしたミスチル曲って今までなかったんじゃないだろうか。

未知の星に可能性を掛ける意志。

前の「DANCING SHOES」のダウナーからのこのコスモ感全快なこの曲というアルバムの流れは合いそうになさそうですが、実際のところはこれがめっちゃ良い流れで、合っている。

YouTubeでもこの曲は無料で聴けますが、是非ともこの曲を100%で味わいたければ、アルバムを買って全曲通しで聴いてみてください。

そして初めてこの曲の真価がわかると思います。

3.turn over? 

シングル曲。
ドラマのタイアップ曲で、非常に王道ポップなラブソングです。

ターンオーバーという単語は、個人的に皮膚の新陳代謝を想起しますが、生まれては消えてくという歌詞もあり、本質的に、生まれ変わるという意味がこの曲には込められているのでしょう。

しかし、曲タイトルに?がついてるので疑問系ですね。

?が付いている曲は何気に初だそうです。

4. 君と重ねたモノローグ 

シングル曲。ドラえもんの映画のタイアップ曲。Birthdayとは真逆の切ない感じの曲です。
何気にミスチルの曲史上、最長曲です。

ドラえもんの映画を観ていないのでわからないのですが、歌詞は内容とかなりリンクしているのでしょう。

これだけ長いと大抵はダレてしまうものですが、いつも聴くたびに不思議と聴き入ってしまう不思議な曲です。


5. losstime

なかなか渋めの悲壮感が漂う曲です。

こういう地味目ながら暗めでシンプルな曲調の曲は大好物な私です。

数あるミスチル曲の中でも老婆が出てくる曲も珍しい。この老婆の残された時間こそがロスタイムということなのであろうか。

それにしてもミスチルには口笛という人気の楽曲がありますが、ここまで実際に、口笛が入る曲もなかなかない気が。


6. Documentary film 

この曲は個人的に、このアルバムの中でも2番目に好きで気に入っている曲です。(1番はBrand new planet。)

実際に創った本人たちからも特別な曲と位置付けられているそうで。

今日は何もなかった、特別なことは何も、という詞から始まるこの曲は、どことなく哀しげな曲調も相まって、この様な日常にも映画のラスト様にいつか終わりががくる、という事を唄っています。

桜井さんも50代に突入したこともあってか、こういった終わりを表現した曲は、本格的に迫るものがあります。

確かにいつかは何事も終わりがきますが、ミスチルはいつまでもForeverです。


7. Birthday 

シングル曲。ドラえもんの映画のタイアップ曲。

ジングルを買って聴いた時は、勢いのある曲だなーと単純に聴いてましたが、アルバムを通して聴くとこの曲の真価が改めてわかった。

この曲はまさに闘志の曲。

個人的に感じた結果です。詞に頻繁に火や炎が使われ、それ以外にも牙や、噛み付くという詞もあることから、この曲のコンセプトである誕生日以上に、闘争心溢れる曲だとそれだけでも感じる。

事実、アルバム通しで聴くと尚更それがわかる。

それ程までにこのアルバム曲の中でも一番、闘志溢れる曲だったのです。


8. others

この曲は個人的にある意味、1番の曲者です。

麒麟のCMソングで、頻繁にかかっていたので、アルバムが発売されるまでは、極力新曲を聴かないと決めてましたが、この曲は例外。

やたらと、色気のある曲だなと感じましたが、実際に不倫を題材にした曲です。こんなご時世である意味勇気がいる事です。

実際にフルで聴くと、想像通りの出来だったので、期待も上回りませんでした。

甘ったるい曲調なので、今の自分には合いませんでしたし、(将来的にはわかりませんが。)


9. The song of praise 

とあるニュース番組のオープニング曲。実際にそれっぽくつくられています。

実際にもBrand new planetと同じくらいポジティブな曲だと思います。


10. memories

このアルバムの最後を締めくくる曲。

なんと、メンバーが参加していないという、型破りな曲です。実質、桜井氏のソロ曲とも言える。

メンバー不参加ということでこの曲は特にストリングス色の強い曲。そのせいか全体的にファンタジー感溢れる曲となっている。

ロンドンで収録し、海外の有名なプロデューサーやらの協力も、今回のアルバムは全体的に初の試みが多い。

ある意味このアルバムはそういったミスチルの変化を、顕著に表したアルバムとも言えるでしょう。

総合的に言えば今回のアルバムも間違いなく名盤です。というか、ミスチルは出すアルバム全て、常に名盤って感じですね。

さて、そんな感じで、今回も中々濃いアルバムとなってます。それにしても全10曲はここ最近のミスチルのアルバムでいっても最も少ない楽曲数。

コロナの影響でお蔵入りとなった曲もありそうなので、実際はもっとあったんじゃないかなと、勝手に想像してたりします。

本当だったら、コロナがなければこのアルバムを引っさげて、今頃ツアーも行なっていたでしょう。


本当にコロナが憎い。


ですがそんな負の感情も、このアルバムで浄化されます。ミスチルに感謝感謝。

あと、ここ最近のミスチルはTVの露出が目立つ気がしますね。紅白にも出場するとか、珍しいですからね。

さて、書きたいことも書いたのでそろそろこの記事も終了とします。


ありがとうございました。
そしてお疲れ様です。


それではみなさん良いお年を。


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