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十三夜の夜

夜空を
見上げていた
空は晴れだったが
月は出て居ない夜だった
それでも空の月を見ていた
雲で隠れている月光から
月を見る
そんな夜空だ
星がチラチラポツンポツン
とかすかに広がって
写ってた
少し高台の住宅にある
部屋からは
家々の光が見える
1つ数えたが
数が
足りない結晶が
しばらくすれば
見つかるだろうと
想っていたが
数えるのをやめて
窓のカーテンを半分
窓に流す
23時40分
床につこうかと思う
1つ足りない光とかはいいと
考え
今日は明日探すと想って
でも現れるまでと
心がスッキリしない
今日必ず見なくては、いけないと言う訳ではもないのだが
今日が気になる
もし見つければ
周波数が奇跡になると
夢を見るというといった
心のリズムだ
外の道路にバイクが走って
行き過ぎたのか
ブォンーブォン音がした
過ぎ去る音が消えた
シーンと
なる部屋が
加湿器の音が
ジュー
ジュージュパー
と繰り返しかすかに音がする
デジタル式の時計の
数字が変わる瞬間を
見た52分から53分

今日は見なくてもいいともう一度思う
今日より今度に奇跡は
お預けだと決め
少し寒く感じる今
昼の太陽の暖かさを思い出す
今奇跡を見ても
少し寒いから奇跡を疑う
今日は全て良くなってると信じよう明日に向かってと考えて床に入るだろう
少しこのままで
もうダメでも奇跡が
あるかもしれないと月が雲に隠れて出て来てない
空を見る。

サーティン.ムーン.ナイト