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【呼吸器】誤嚥性肺炎の理解を深める「問診→検査→診断→治療」に関するスライド5選

はじめに

こんにちは、Antaa運営です。こちらの記事では、医師・医学生必見の疾患別スライドを紹介していきます。

今回のテーマは『誤嚥性肺炎』です!Antaa Slideでは、多くの先生が、喘息の病態生理から治療までを包括的にカバーした臨床現場で役立つスライドを掲載されています。
それでは、『誤嚥性肺炎』について詳しく見ていきましょう!


(1)問診

誤嚥性肺炎について、総合診療科科のガラパゴス伊藤先生(@galapagos_ito)が解説されています。

初期研修医〜後期研修医までを対象とした誤嚥性肺炎のレクチャースライドです。誤嚥性肺炎は抗生剤を投与するだけの疾患ではなく、多側面からの複合的なアプローチが重要になります。

今回ABCDEアプローチを用いて誤嚥性肺炎について知っておいて欲しいことをまとめましたので、診療にお役立ていただければと思います。また解説動画をYouTubeにアップしておりますのでそちらも是非ご視聴ください。



(2)検査

誤嚥性肺炎について、総合診療科科の森川暢先生が解説されています。

2022年改訂版です。研修医なら誰でも出会う誤嚥性肺炎。絶食+抗菌薬のルーチンの対応をしていませんか?
誤嚥性肺炎のマネジメント内科医としての腕が試されていると言っても過言ではありません。

今回ABCDEアプローチでリスク評価、急性期疾患の治療、食事形態と栄養、薬剤のチェック、リハビリと総合的アプローチを行いマネジメントしていくことを学びます。


(3)診断

誤嚥性肺炎について、救急科の坂本壮先生が解説されています。

誤嚥性肺炎を正しく判断し適切なマネージメントを行いましょう. 予防も忘れずに。
誤嚥性肺炎よくある勘違い ⇒ 『誤嚥+発熱 ≠ 誤嚥性肺炎』


(4)治療

誤嚥性肺炎について、総合診療科の森川暢先生が解説されています。

誤嚥性肺炎診療について解説しています。誤嚥性肺炎が抗菌薬、絶食、NGチューブ、リハビリ転院というパターンから脱却しましょう。
包括的介入が大切です。急性期脳梗塞などの可逆性の神経疾患や、著明な低栄養がなければ、NGチューブは不要です。

誤嚥性肺炎について、内科の新米ID先生(@black_kghp)が解説されています。

肺炎について簡潔にまとめています。
<誤嚥性肺炎の経過>
◎フェーズ 1
好中球が手当たり次第に貪食
特定の病原菌は選択されず
◎フェーズ 2
自然免疫や初期抗菌薬で細菌は 排除され減少傾向
◎フェーズ 3
細菌は排除され排除され培養陰性化
新たな誤嚥がなければ治癒へ
誤嚥や口腔内不衛生が続けばフェーズ4に移行
◎フェーズ 4
S. anginosusなどの連鎖球菌が 酸素を消費
酸素が消費された環境下で嫌気性菌が増殖し感染巣拡大
肺膿瘍化


おわりに

以上が今回の「誤嚥性肺炎」編のスライド紹介でした。
誤嚥性肺炎の問診・検査・診断・治療という一連の診療プロセスに関して、スライドをご投稿してくださった先生方、誠にありがとうございます。
Antaa Slideでは、他にも呼吸器疾患のスライドが沢山投稿されています。よろしければこちらもご覧ください。