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距離を越えた初期研修医教育プロジェクト【Residents’ QA】

本記事は、距離や施設を越えた初期研修医教育の実現を目的としたプロジェクト“Residents’ QA”に関するページです。本プロジェクトは、距離や施設を越えた初期研修医教育の実現を目的とし、2021年6月27日より始まりました。

◆「Residents’ QA」の立ち上げの背景と目的

 Residents’ QA(以下RQA)のテーマは「距離を越えた初期研修医教育」です。距離を越えて、実地と遠隔双方での研修医教育を実現することがRQAの目指すところです。
 医師の数や診療科の数には大きな偏りがあり、教育リソースにも偏りがあるため一つの病院内で初期研修医教育を完結させることは多くの施設にとって難しい。特に医師数、診療科数の少ない病院において自己完結する研修体制を整えることはさらに困難となります。
 オンラインでの指導や学びを得られる仕組みが本プロジェクトを通して実装されることで、実地と遠隔双方での研修医教育が可能になります。それは上のような現状に風穴を開けます。病院内のみならず、地域や都道府県を越えて研修医が十分な教育を得て、どこにいても医師として成長できる、そんな未来を実現したいです。距離を越えた初期研修医教育とはこのような意味なのです。

◆プロジェクトで大切にしていること

 RQAでは

If you want to go fast, go alone, if you want to go far, go together.

というアル・ゴアの言葉を大切にしています。
 目指すところは「Go fast」ではなく「Go far」。関わってくださっている先生お一人お一人の経験や洞察にリスペクトしながら、全員の力を合わせて、上のような壮大な目標を実現していきたいと思います。

◆活動

・定例学習交流会(プロジェクト内限定)
2週間に1回の頻度で研修医教育に関したテーマを設定し、多施設の先生方が集い、意見交換並びに交流会を開催しています。
・ワーキンググループ(プロジェクト内限定)
遠隔での研修医教育の仕組みを実装すべく、プロジェクトチームが発足する予定です。(2021年11月1日時点)
・講演会(公開企画)
本プロジェクト発の講演会や交流会を企画しています。

◆プロジェクトご参画の先生方より

・「他施設の違う環境の研修医の先生、指導医の先生方と意見交換をすることでまた新しい気付きを得られています。」
(総合診療科 / 15年目 / 福岡)
・「指導医だけではなく、研修医や専攻医などの若手医師と一緒に研修医教育を考えることは大変有意義だと感じています。それぞれの研修環境の問題だけにとらわれることなく、研修医教育の目指すべき姿を皆で考えることができる貴重な場であり、今後の発展が楽しみです。」
(家庭医療 / 7年目 / 宮城)
・「愚痴で終わらない、自身の行動変容が生まれ続けそうな場です。」
(初期研修医/ 2年目 / 神奈川)
・「他施設の多種多様なキャリアの方々と、近い距離感で交流し議論できるということが一番の価値に思います。」
(初期研修医 / 1年目 / 千葉)
・「これから研修医になろうとしている学生として、今後につながる貴重な示唆が得られる場面も多々あり、なかなかない経験をさせていただいています。」
(学生(インターン) / 5年 / 東京)

◆プロジェクトへのご参加を希望される先生方へ

 RQAは発足から4ヶ月ですが、上のように教育に熱い先生が距離を越えて集う場となっています。本プロジェクトへの参画に関心のある先生は以下のフォームよりぜひご連絡ください。運営チームよりご連絡させていただきます。アル・ゴアの言葉にもあるように、遠きを目指したプロジェクトですので、全国の先生のお力を集めて、距離を越えた研修医教育を実現していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
 対象は、指導医並びに後期、初期研修医です。(医学生はインターン生としての参画になります。)

参加用フォーム:https://forms.gle/Z7D8BKqysFeuptbX9


フォーム記入後、運営チームからご連絡させていただきます。

◆このプロジェクトに関するお問い合わせ先

RQAに関するご質問は下記Googleフォームにて随時受け付けております。


また、プロジェクトに関する御助言なども大歓迎です。
ぜひお気軽にメッセージお寄せ下さい。

Antaa 中山俊
Antaa 西山知恵子
プロジェクトリーダー 佐々木周