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16:自宅看取りと病院施設看取り

大抵の市に1つは最後の看取りまで5年でも6年でも入院させてくれる病院がありますが、大学病院、日赤病院を始めとして治る見込みがなければ退院か転院させられる病院も増えています。

人生の最後は自宅で息を引き取りたいと思われる方も多く気持ちは分りますが、自宅の状態、家族の状況により自宅での看取りが難しい家庭はいくらでもあるのが現実です。

自宅看取り、病院施設看取り、それぞれのメリット・デメリットを参照され家族で相談された上で決められると良いでしょう。

『自宅看取りメリット』
・対象者が自宅希望なら満足でしょう
・家族は願いを叶えた満足感がある
・入院入所費用は掛からない

『自宅看取りデメリット』
・死亡診断してくれる医師の確保は絶対条件
・24時間対象者の面倒を看られる人が必要
・面倒を看る人は仕事には行けない

『病院施設看取りメリット』
・24時間体制で治療、介護して貰える
・家族は自分のペースで日常生活できる
・家族は心身の疲れを軽減できる

『病院施設看取りデメリット』
・入院入所費用が掛り続ける
・緩和ケアなら月30万円ほど掛かる
・対象者の希望が叶えられないジレンマ

周囲は好き勝手を言うでしょうが、看る側の家族事情を優先すべきでしょう。働き手が自宅にいれば収入が減り生活を圧迫する事も考えられるし、昼夜逆転した対象者なら介護する人間が精神的に不安定になっても不思議ではありません。

入院、入所が止む負えない状態なら、空いた時間に見舞いや世話に行くなど対処することで合意点を探る気持ちがあれば何とかなると思う。

我が家の経験で言うと、うちは嫁さんの父親が同居してしてましたが、気付くと『まだらボケ』状態でした。実の娘である嫁さんが面倒を看ていましたが正常だと思って話してるとボケでたり、ボケてると思ってると正常な事を言ったり、徘徊したり、うんちを垂らして歩き回ったり、誰か来ると自分の枕元に包丁を置いたりしたようで、このまま時間が経つと嫁さんが精神的におかしくなると感じて施設に入所して貰いました。

可哀相だったし、正常な時は家に帰りたがってましたが、自宅に戻せる状態では無かった為、せめてと正月が子供達3家族全員でおせちを持って施設に行ってみんなで食べるなどしてました。

各家庭毎に事情がありますので何とも言えませんが、家族全体がおかしく成らないような対応をされると良いでしょう。

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参考資料(お時間のある時にでも読んでみてください)
あんしんサポート葬儀支援センター  
代表ブログ 葬儀支援ブログ「我想う」

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