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日本酒のお話 〜 大神神社と三諸杉

今回は奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社とその地元の蔵元の日本酒・三諸杉(みむろすぎ)の記事です。
大神神社は奈良はもとより近隣府県にも根強いファンを集める神社で、大鳥居がシンボルになっています。
大神山自体が御神体で、大神神社一体には関連する神社がいくつも点在しています。
つまり、山麓に神社が横に広がる様に並んでいるイメージです。私たちはこの大神(おおみわ)神社と檜原(ひばら)神社に行ってまいりました。

檜原神社

スッキリとした気が身体を吹き抜けていくかの様な爽やかさを感じる神社です。
そして大神神社界隈と言えばコレ。
三輪そうめんです。

三輪そうめんを使ったにゅうめん

ワカメとえのき茸とネギにすっかり隠れておりますが、しっかり下に麺が沈んでおります。喉ごしがよく、品の良いつゆの味によく馴染み、寒い中のお参りに最高の味と温かさを味わうことが出来ました。

このお店を出て大神神社を背にして駐車場方面に参道を歩いて行きますと、左手にあるのが地元の日本酒の三諸杉(みむろすぎ)の蔵元である今西酒造さんの直売店です。

今西酒造さん直売店

某日本酒サイトでは、奈良県の日本酒では人気No.1の様ですが、大神神社界隈では看板などもちょくちょく見かけます。
神社参道で見かけた日にゃあ、買わずにはおれますまい。ああだこうだとお店の人とやり取りしながら買ったのがコレです。

純米無濾過生酒 初しぼり

レギュラーの通年商品ではなく、今の時期の商品にしたのですが、いやー飲んでみて納得です。
雑味や何かが目立つとんがった味ではなく、全てが上手くまとめてある優等生の酒と言いましょうか。つまみによっては少し酸味と苦味が強調されますが、冬場に鍋物をつつきながら飲む酒としてはケチのつけようがない、ひと口飲んで納得、ふた口飲んで「うむ」と言うほかない爽やかさが目立つ日本酒です。
地酒は甘いのが多いから…というタイプの人からは「ほらね」と言われるかもしれませんが、地酒ブーム以降に日本酒を飲み始めた人や、日頃あまり日本酒を飲む機会が無い人にはウケる酒だと思います。

スペックはこれ

ちなみに一般には みむろ杉 というひらがな表記の商品の方が知られているかもしれません。その理由は知りませんが、こちらに置いてあったのは 三諸杉 という漢字表記でした。
あれこれ特別なこだわりがある人はともかく、そうでなければ大神神社にお参りの際には如何でしょうか?まさに優等生的な爽やかな日本酒の見本の一つだと思います。

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