制作について思うこと

こんにちは。あンしです。

絵や文章などの自分の制作活動について、以前から考えていたことではあるのですが、最近になってより思うようになったことがあるので、記録として少しまとめようと思います。

主軸と傾向

私は制作の主軸として「人造人間」と「心象風景」というものを挙げています。主軸と言っても単純によく描くからとか好きだからとかそれぐらいの感覚なのですが、「あなたは何を描いているのと問われた時に答える用の言葉」かもしれません。
なぜこのテーマに行き着いたかというと、ひいては「人間を辞めたい」という欲求があったからです。笑われるかもしれないですが、やはり現代に生きていて、時代や社会に対して怒りや理不尽さを感じることは多く、そこから派生する人間そのものへの嫌悪感とか怒り、あるいは社会構造の中での自分の不甲斐なさや弱さ劣等感などを感じることがありました。現実の世界で自分の希望を叶えることはできない。だったら作るしかない。大事な制作テーマになってきたと思います。

一方で、「人造」でも「風景」でもないテーマで制作をする時もあります。テーマすらないような実験作もあります。
また自分の傾向として、これはいいのか悪いのかわかりませんが、「シリーズ化しようとすると続かない」傾向があります。例えば「この感じで人物画をいっぱい描こう」とか「一日一枚絶対描こう」とか、目標を「決めた途端に」描けなくなるのです。
興味のあることもいろいろあって、やってみたいこともいろいろあって、でもなかなか続かなくて、中途半端に進んだり止まったりを繰り返しています。

統一性

私は簡易的なイラストポートフォリオを持っているのですが、それを先日見返してみた時に「ん?」と思いました。
つまり「結局何がしたいんだ」「何が言いたいんだ」という部分が曖昧になっているのではないかと思ったのです。テーマも作品の内容もバラバラで大丈夫なんだろうかと、少し不安になりました。

世の中にはたくさんの制作者がいて、それぞれが独自の世界を展開していると思います。その核とも考えられるのが「らしさ」なのではないか。つまり作品を見たときに「あ、あの人の作品だ」とわかる「なにか」、それは色彩かもしれないし形かもしれないし都度違ってくるとは思いますが、その「なにか」が自分にはまだないのではないかと思うようになりました。

一概に統一性があるから個性があるからいい悪いと判断することはできないとは思いますが、「自分はこれです」と大声で言えるものが、正直まだわからないです。

やること・やってみたいこと・やったほうがよさそうなこと

一時期自分の制作も何も全てが停止した時がありました。自分の中で何からどう手をつけたらいいのかがわからなくなったからです。今自分が必ずやらなければならないこと、興味があってやってみたいこと、実力向上のためにやっておいた方がよさそうなこと。それらが頭の中でごちゃごちゃになってわけがわからなくなっていました。

今は完全停止とまではいかず、じわじわ低速運転中といった感じなのですが、今後また自分の興味が変わってきたり、作りたいものが急に出てきたりしたら、ばたりと動きが止まるかもしれません。

今のところ現状として絵の方は動いていますが文章制作の方は滞っていて、なかなか新しいものを出せずにいます。考えているものはいくつかあり、進めるだけは書いていますが、このペースだといつ仕上がるのかわかりません。語弊があるかもしれませんが、文章の方は特に思いつきで制作しているので、アイデアがいつ浮かぶか、やる気がいつ出るか、それを待つしかないような状態です。

将来

日常生活で将来に不安があるのは普通なんでもういいのですが、「こうなりたい」という制作者としての将来像というか、そういった部分も曖昧で、よくわかりません。いつまでこのまま続けられるのか。描くことはすると思うのですが、どう展開していくかは未知数です。
他の人の真似をして名刺を作ったり、身近に感じてもらえるかなとポストカードを作ったり、snsに投稿したり、手探りが続いています。

自分の身近な人に絵を見せることは今だに若干抵抗があって、おそらく反応を恐れているからなのですが、やはり他の人の意見も聞くべきだとは思っています。ちゃんと受け止められるかはわかりませんが…。


といった感じで、わからないことも不安も多いのですが、自分の制作に責任を持って今後も取り組んでいきたいと思います。


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