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BEMANI PRO LEAGUE ZERO 1st stageを振り返りたい

皆さん初めまして。BEMANI PRO LEAGUE ZERO 「TEAM MIRIN」所属のANSA(あんさー)です。

1st stageの放送はとっくに終わり、今日の夜には2nd stageが幕を開けようとしている中、自分も感想を書き連ねたいと思いこのnoteを投稿することにしました。

ただ、1st stageの細かい試合内容については、のりみそさんや沼田さんの素晴らしい記事があるのでそちらを先に読むことを強くオススメします。

良い記事だ……

その為、自分は上記の記事に書かれていないような「自選曲の選曲理由」や「舞台裏」の話をしたいと思っています。どうしても自分の話が多くなってしまいますが、宜しければお付き合いください。


第1試合 中堅戦 

レベル10ー11 [テーマ]NOTES

[TEAM MIRIN] ANSA 

Garuda

VS

[TEAM Ryu☆] G*

xenon

まーーーーーーじでしんどかった……

ところで皆さんG*君ご存じでした?自分はBPLZEROが始まるよりかなり前に認知はしていました。卑弥呼は当たり前のように4000点出してくる、歴代だって持ってる激ヤバ怪獣アイドルことG*君。そして何よりヤバいのが年下ということ。自分は21歳で若手プレイヤーを名乗っているのですが、自分より若いプレイヤーで自分より遙かに上手いG*君の存在は「憧れ」であり「恐怖」でもありました。

そんなG*君との中堅戦が知らされ、内心張り裂けそうな思いでした。というのもNOTESというテーマの課題曲は精度勝負なものが多く、純粋な精度対決では勝ち目がないことを確信していました。


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例(画像は8bit Princess) 2633はデカすぎんだろ……


だから、ここでは「相手の意表を突く」選曲しかありませんでした。スコアつけてない(今作やってない)曲が理想、でもそんな曲なんてある訳が……




Garuda   G*   SCORE 0  NO PLAY





キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


Garudaは曲を知らないと光らせられない配置が多く存在し、練習がそのままスコアに直結すると信じて本番前に詰めまくりました。

この時G*君とは相互ライバルだったので(スコア更新しまくるとライバル挑戦状でバレるな……)と思い、なるべくスコアを更新しないギリギリのラインで練習していました。ちょっとズルいかもしれませんが、勝つためにはこうするしかありませんでした。あとはG*君がGarudaに気づかないことを祈るのみ……

そして迎えた本番当日、GarudaはNO PLAYのままだったので選曲させていただきました。本番でプレーしている時は中盤の休憩までで点差をつける予定だったのに逆につけられ焦りが止まりませんでしたでした。ですが、なんとか抜きつ抜かれつの状況にまで持って行き、ラストの連打で「身構えていた」おかげでなんとか勝つことが出来ました。やはり曲を知らないと最後の連打は難しいようで、自分の作戦勝ちという結果に終わりました。本気で嬉しかったです。

G*君はもっと研鑽を積むように。




画像2


どうしてえええええええええええええええええええええ(サカナクション)




G*君の選曲はxenon。意外でした。というより、予想を諦めていた節があります。正直G*君の自選曲は取れる訳がないと考えていたからです。ただ、TEAM MIRINの予想ではここのG*君の自選曲は取れなくても問題ないという判断をしていました。

改めて状況を整理すると、先鋒戦で2pt取られているので


自分が0勝→U*TAKAさんが2タテしても引き分け

自分が1勝→U*TAKAさんが2タテすれば勝ち

自分が2勝→U*TAKAさんがどちらかを取れば勝ち


となっていました。この日、アップの時点からU*TAKAさんは調子良さげで「2タテします」と頼もしく言っていた覚えがあります。

その為、自選曲を取れた時点で自信の役目を果たしたと言え、上手い具合に肩の荷が降りxenonも勝利することが出来ました。

ちなみにxenonの自己ベストはこんな具合です。

画像3

これは、何。


「大会は自己ベストではなくアベレージ」とよく言われます。実際大会で普段通りのプレーをすることは殆ど不可能であり、アベレージすら出ないこともザラです。つまり、誰しもが勝つチャンスを持っているということになります。裏を返せば、どんな相手にも負ける可能性はあるということです。自分はこの試合でこのことを強く意識し、次の試合に挑むこととなります。


第2試合 中堅戦

レベル10-11  [テーマ]PEAK

[TEAM YASHIRO] NUMATA

THE BLACK KNIGHT

VS

[TEAM MIRIN] ANSA

nostos

沼田さんは前作の頃からスコアと年齢の近さから意識しているプレイヤーで、今作では若干自分が勝ち越しています。ですが、第1試合で格上のG*君に奇跡的に勝ったように、自分が負ける可能性も十分ありました。ハンデの強さが第1試合で証明され、先鋒、大将戦がハンデ付きの試合であることを考慮すると、自分は絶対に勝つ必要があり、第1試合同様全力で挑みました。

さて、自選曲のnostosですが、課題曲リストを渡された時には候補ですらありませんでした。「水上の提督練習したら刺さりそうだな」とか「SCHWARZSCHILD FIELDトリル予測して……」とか課題曲リスト見ながら考えてました。

しかし課題曲リストに突如として現れる異質な2曲。



nostos

Sarutobi Champion is 拙者





     ____  
   /      \
  /  ─    ─\ 
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |  
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |  
  \ /___ /  






      ____  
   /      \
  /  ─    ─\ 
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |  
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |  
  \ /___ /

SOF-LANのページ見てたっけ?





幸いにもSarutobi Champion is 拙者は愛知の県別スコアを持っていたので自信アリでした。一方のnostos、スコア2529!速度変化の場所知らん!ギアチェン適当!といった具合でした。

これ投げられたら終わるな……と思い早速対策を詰めることに。何度も曲を聴き、ギアチェンを覚え体に慣らすことを繰り返し行いました。

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も………………………



得意曲になってました。

沼田さんの自己ベスト+50点くらいのスコアを出し、ギアチェンもミスらないようになっていたのでこれを選曲するに至りました。

試合当日、自選曲確認の際けんたんさんに「nostosどんくらい出る?2500後半くらい?」と聞かれ「一発スコアでも2580くらいは出せます」と自信ありげに言ったら「ヨシ!」と即答されました。嬉しかったです。


対する沼田さんの選曲は完全に読めてました。


   



「DXY!しかないぜ!」


本気でこう思ってました。というのも、DXY!は課題曲の中でもトップクラスに自己ベストが負けており、さらに癖のある譜面であることから、大会で投げれば刺さることはこちらでも予想できていたからです。しかし、この時の自分の自己ベストはあまり詰めていない時のスコアだったので、投げられても勝てるだろうと踏んでいました。

沼田さんをビビらせようと思い、試合直前、


ANSA「自選曲DXY!でしょ?あれオプション迷うよね~無難にS乱かな~いや正規鏡も悪くな」

NUMATA「いや違うけど」

ANSA「(´・ω・`)」


ビビらせるつもりが完全にパニックになりました。下手な心理戦はするもんじゃないです。


プレー直前、ドデカモニターにはTHE BLACK KNIGHTの文字が。なるほど、そう来たか。

沼田さんのスコアが滅茶苦茶高いのはリサーチ済みでした。そして投げられたらマズいと思いスコアを詰めていました。しかし、何度やっても中盤の発狂で大きく点差が開いてしまうのです。終盤で点差は縮まるものの、沼田さんのスコアには到底及びませんでした。「まあ?大当たりでハマっただけかも知れんし?なんならS乱ガチ割れかも知れんし?」そう信じて、目を背けながら試合当日を迎えましたが、来てしまいました。

プレー本番でも沼田さんが中盤の発狂地帯でキッチリ点数を稼いでおり、(自己ベストは伊達じゃなかった……)とブレイクのCNを押しながら思いました。しかし、終盤で点差が縮まる可能性があることは事前の対策で知っていたので、全神経を集中させ終盤を光らせた結果なんとか僅差を制することが出来ました。

自選曲のnostosは自分の中でほぼ理想的なプレーが出来たと自負しています。ドゥルルンってやつがすごいうまかった。またギアチェンに関しても先ほど述べたように、事故らない自信がありました。ギアチェンのやり方を軽く触れると、

①NHSにします

②最高速が自分の適性緑数字に合うようにします

③1個上げます

④最高速のBPM144になる直前(39~40小節あたりの密度が薄いところ)で1個下げます

⑤ラストは適当に3個くらい上げます

以上となります。正直nostosに関してはギアチェンしなくて済むならしない方がいいです。ラストに関してもハイスピ上げない方がいいです。事故る可能性は少ない方が良いので。

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ラストで適当に3個くらい上がっていない様子

最後に

記事を書いてる10/13は……?

そう!2nd Stage 第1試合TEAM YASHIRO vs TEAM Ryu☆が放送されます!

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自分と死戦を繰り広げた同士の戦いであるNUMATA VS G*は勿論のこと、2連続のSOF-LANではどんなえげつない曲が飛び交うのか目が離せません!!

???「ギアチェンの回数、覚えてきたか?」

21時から!必見です。


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