会ったことのない起業家に投資する
今日非常事態宣言が行われます。
短くても一ヶ月、もしかしたらさらに二ヶ月三ヶ月と、僕たちはほぼ家にいたきりで生活し、仕事をしていくことになるかもしれません。
世界中が対峙しているこの課題に対して、個人としてできることはあまりに小さいですが、こんなことをお手伝いしています。
一方自分とANRIが世の中に果たすべき大きな仕事は、新しい産業が生まれるためのシード投資をし続けることです。
先日のnoteでも書いた通り、僕たちは全員シード宣言をして、楽しく、激しくシード投資を進めています。ソクダンから一社投資確定し、もう数社投資プロセスに進んでいるところです。
(契約や外為法対応などあってリリースまではもう少しかかりそう)
ところが、ベンチャーキャピタリストとしての自分には大きな課題、悩みがあります。
「オンラインでしか会ったことがない人に投資ができるか」です。
僕はシード投資の判断は比較的早い方で、LIPS運営のAppbrewは深澤さんに会って15分で投資決めましたし、30分以上かかることはないと思っています。
そんな僕でも、オフラインで会ったことがない人への投資はしたことがなかったです。今まではオフラインで会うことができないという状況がなかったので、
「オフラインで会わない=投資判断の重要なステップを省いている」と自分で信じていました。
ただし、今世界は一変しています。
当面オフラインで会うことはできない。それでも、コロナ禍で生まれる強い意志を持った起業家を支援したい。今この一ヶ月を、一週間を、一日を待機に使ってほしくない。
こんな中でお互いを信じ合って課題解決に向かいたい。
先週の全社zoom合宿でこのテーマについてディスカッションして、こう決めました。
「ANRIはオンラインでしか会ったことがない人に投資をする。その場合はバックチェックを使って外部信用補完する」
僕たちの投資先で社長が革ジャンしか着ないROXXというスタートアップがあります。
採用リファレンスチェックサービスのバックチェックという、サービスを提供しています。
「その人を信用するために、その人の仲間の力を借りる」
その設計思想をシード投資にも使わせてもらおうと思います。
採用のために設計されたプロダクトなので若干特殊ではありますが、ぜひ一緒に、この時を乗り越えていきましょう。
「誰も見ていないところからヒーローは現れる」、家の中からでも。
いつだってそれを信じて挑戦していきましょう。
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