野村克也氏の博識度を実感!...やはり歴史から学ぶんだね
前回のnoteでは、内藤湖南について半ば興奮して書き立ててしまいました!⤵︎
https://note.com/anpuanpu/n/nae8ac51fca44
一度歴史の奥深さにハマってしまうととどまるところを知りません。
しかしながら、歴史上の偉人の「ハマり方」は私の比ではないことも当然であります。
「松浦静山(まつらせいざん)」という方をご存知でしょうか?
参考⤵︎
https://mediajuku.com/article/222
江戸時代の平戸藩六万石の藩主であり、62歳の1821年から亡くなる1841年まで20年にわたって書き続けた全278巻の随筆集『甲子夜話(かっしやわ)』の著者として知られています。
というか、僕自身は先日のBS放送で初めてこの名を知りましたが...
後世に当時の仔細な風俗、生活様式まで遺すべく、278巻というボリュームにまで積み重ねていった「ハマり方」、ハンパではありません!
そこでせっかく知ることが出来たのでありますので、これまでの自分自身、そして多くの方々のある意味での「誤解」を正したく思います。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
というと、多くの方は故野村克也氏の名言として記憶されているでしょうし、実際そのように紹介されることが多いようです。
実はこの名言は、先の松浦静山のものなのであります。
ちなみに原文は、
「勝に不思議の勝あり。負に不思議の負なし」
野村氏はこれを引用して、監督として選手指導の際に諭していたのですネ。
松浦静山という人がさほど知名度が高いわけではないので、自然と野村氏の言葉として定着してしまったのでしょう。
私自身、それ自体はさほど問題視する気はありませんが、それより何より、野村氏がそんなところにまでアンテナを張り巡らせていたことが驚きです。
彼も松浦静山と同じく、選手指導のヒントを求めつつ、その題材、資料探しに「どハマり」していたことは想像に難くありません。
「金言」は、たとえば論語、儒教云々といった古代中国の時代ばかりではなく、日本国内においてもまだまだたくさん眠っているのでしょう。
これからは僕自らが日本史を学ぶ中で「金言」を見つけ出し、それを自分自身、及び多くの大切な方々の心の起爆剤にしたいですね。
人生の中で表向きは勝っているようなシーンでも、それを必然と決めつけない謙虚さを踏まえつつ、ネ。
では
#野村克也
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#負けに不思議の負けなし
#甲子夜話