見出し画像

MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の功罪

 私はMGCについては以前から申し上げるとおり
「完全肯定派」でありますが、先ほどそんな僕の意見をある程度後押ししてくれる記事を見つけました⤵

 上の記事を読んでもらうのが一番なのですが、私が以下に

「私感モリモリの超要約」をまとめます♪


 そもそも女子も男子も、MGCファイナルチャレンジ設定記録(女子2時間21分41秒 男子2時間5分50秒)は、綿密に決められたものとはいえ基本的には「人為的」なもの(失礼!)。


 女子は前田穂南選手(天満屋)の日本記録(2時間18分59秒)がおそらくは「トリガー(キッカケ)」となり、最終選考レースの名古屋ウィメンズでは日本記録更新はならずとも、安藤友香選手(ワコール)が実に7年ぶりの自己ベストとなる日本歴代8位の2時間21分18秒で優勝、鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)が日本歴代9位の2時間21分33秒で3位に入り、ともに設定記録を突破したといういわば

「大成功」で終わったと断言できます❢

 また選考対象外とはいえ、東京マラソンでの新谷仁美選手(積水化学)のチャレンジも大喝采もの!

 盛り上がり的にも言う事なしです。


 一方の男子。

 たしかに設定記録突破者はゼロ。

 ただし先の記事の記載通り、大阪と東京で2時間6分台が7人も出ており、西山雄介選手(トヨタ自動車)をはじめ自己記録更新者も含まれており、底上げは間違いなくなされたわけです。

 さらにはMGCを制した小山直城選手(Honda)は大阪マラソンにも参戦し自己記録を更新、ついでにMGC2位の赤﨑暁選手(九電工)も起伏の激しいパリ五輪コースを想定した青梅マラソン(30キロ)を好記録で制すなど準備も万端。

 五輪本番への期待度は女子と大差ありません。

 瀬古さんや高岡さんというマラソン界の「レジェンド」から言わせれば男子の設定記録突破ゼロは物足りないでしょうが、繰り返しですが設定記録はあくまで1つの尺度。

 目指すは計6名のマラソン代表がアクシデントなくスタートラインに立てればOKです。


 あえて不安点を挙げれば、女子も男子も補欠の2人(細田あい選手(エディオン)・川内優輝選手(あいおいニッセイ同和損害保険))がいずれも現時点では故障からの復活途上ということ。

 細田選手は復調すれば代表の3人に遜色ないですし、川内選手に至っては今や「国民的スター」ですから、もし「緊急参戦」となれば相当なインパクトを与えるという副次的効果も♪
 おふたりとも別に目指すレース等との調整が大変ですが、オリンピック本番もしっかり見据えて欲しいものです、出来る範囲で!


 あとは五輪本番まで、日本も世界もこれ以上ですが大きなアクシデントなく過ぎて欲しいものです

...所詮はソレが何より🙏


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?