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【超難題】剣道の『有効打突』に悩まされる。

このnote投稿は2023年6月18日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

どうも剣道世界普及を目指す、剣道家の梶谷彪雅です。剣道YouTube発信をしたり、講演会を行ったり、剣道指導をしております。

▼強制的に正しい握りができる『上達型竹刀』▼

最近の悩み。剣道の『有効打突』とは。

効打突を取るためには「充実した気勢、適正な姿勢…」と続くわけですが、そんな条件を満たした前提で話させていただきます。 先日の試合が鹿児島であったんですけれど、やっぱり「当たっていても1本にならない」ということが多かったなっていうように感じております。

「打突が弱くなったのか、充実した気勢がなかったのか」と言うと、そんなこともないように感じます。(決して審判が悪いわけではない)
逆にそれ1本になるの!?みたいな当たってなくても1本になる、みたいなポイントもあったりしました。

経験したことがある人も多いと思いますが、「1本の条件を満たしているのに1本になるときと、ならない時の差は何なんだろう?」と考えた時に、もちろん自分からどんどん技を出していって、ただ当たってる時っていうのは1本になりづらいと思っています。

相手の入り際だったり相手の足が止まって居付く瞬間は1本になりやすいですが、相手も止まって居付きもせず、何も反応できていない(棒立ちで気を抜いている)のに当たった時というのは、なぜか1本にならなかったりするんですよ…

相手が棒立ちで何もしてないところをパクっとめちゃくちゃ良い音が鳴っても1本ならないみたいな事って結構あったりすると思います。

僕と弟もそんな場面があって「避けてるのに対して小手を打って相手が面を外した」のに対しては旗が上がらないということがあり、なかなか難しいと感じています。

1本になったポイントとしては「自分から作って相手が出てこようとする時」です。でも相手が何もしない時は1本になりづく、入ってこなかった出てこようとしなかった時には、なかなか1本になりずらかったな、と思いました。

引き技もなかなか1本になれなかったポイントでした。 これ1本にしなかったらどれが1本になるんだ?みたいな感じで個人的にビデオで見返したんですけど、「これでも1本にならんまいのかぁ…」みたいな感じでした。

これは審判の判断なので、「旗が上がらないのに対して今後どういう風に改善していくか」ということの方が大切になってきます。もう少し打突を強くしたり、踏み込みをもっと強くする、下がるスピードを速くするのか、このようなことを改善していく予定でございます。

皆さんも1本にならなくても審判のせいにしてはいけなくて、どうやったら今度は1本になるんだろうかっていうところを探したり、1本ならないところを何か改善して1本できるようにする。そういった思考で頑張ってほしいなと思います。

3秒ルールになっても引き技を出し続けることが大事

大会によって様々あると思います。ヨーロッパ大会は結構軽くて「それ上げちゃうんだ!?」と選手がかわいそうになるような引き技が上がったりすることもありました。審判によって自分のスタイルも変えていくっていうことが大事になってくるかもしれません。

そしてヨーロッパではコロナルールでだいぶ緩和してきて一呼吸っていうところが伝わりづらいと「一呼吸ってなんぞや?」というところがあって「3秒ルール」みたいな感じに改善していってるそうです。

この前も全日本剣道連盟の方が言っていたそうで日本も3秒ルールの中で技を出していくようになっていくんじゃないかなと思っております。

引き技も相手がしっかり居付いたタイミングとか気を抜いてる瞬間という場面は旗を上げていかないと、「ここで打っても1本にならないんだったら打たなくてもいいじゃん」みたいな感じになるのが一番剣道が活性化していかない原因になってしまうのではないかと個人的には思います。

「ここは完全に気を抜いてたな」っていうところも審判が見極めるようになって行かなければいけないかなと思いました。これは批判とかではなく個人的な感想です。笑

そして個人的にはどんどん技を出していって、合気になる部分も必要なんですけれども技を出していくという意味で、インターハイ、玉竜旗が一番好きな大会となっております。

全日本選手権や八段選手権ももちろん面白いですけれども、僕は「高校生、中学生っていいな!もっと頑張れ頑張れ!」みたいな感じで応援しながら、僕自身も大人の剣道に近づきながら頑張っていきたいと思っております。(大人の剣道になれるかな…?笑)

本日も一生懸命剣道やってこようと思っておりますので応援していただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。

【最後にお知らせです。】

Instagramで「今、右手小判型彪雅シリーズは売っていないの?」と質問が多いですが、旧彪雅シリーズを一番最初に作ってくれた職人さんが個人的にベースショップの方で製作していただいております。

・彪雅2,彪雅煉獄,彪雅0 ⇨30(サブゼロ)〜39まで
・彪雅,彪雅3,彪雅final2 ⇨37〜39まで
・彪雅phantom,彪雅final,彪雅轟,彪雅円舞 ⇨39のみ

基本的に防具屋さんは、まず「見た目の綺麗さ」というところから作っていきます。確かに見た目は綺麗だけど、ちょっとバランスが良くない、ということがありますが、山口さん(彪雅シリーズ製作者)は、まず「バランスの良い竹刀を作る」ところから始まるそうです。

「あ、ここが重いからもう少しここを削ったら軽くなるな」といった具合で1本1本振りながらバランス調整してくださっております。是非竹刀ショップ ベースを覗いてみてください。

▼彪雅シリーズ竹刀ショップ ベースはこちら▼

東山堂さんの「上達型の竹刀」右手の側面と左手の側面、両手の内側が削られていてすごくオススメです。(木刀もあります。)

ヨーロッパに持って行って初めて剣道する人に持たせてみたところ、今までグー握りだったのが急に正しい握りになって刃筋が正しくなる、という不思議な木刀と竹刀があります。

 特にグー握りになっている人、刃筋正しく打倒ができない人向けの竹刀となっています。重心を乗せて、刃筋正しく打つことができない人は使ってみていただきたいです。URLを載せておきますので覗いてみてください。

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皆様にとっても最高の一日になりますように!じゃまたね!

▼剣道世界普及を目指す【梶谷彪雅-KENDO-】Youtubeチャンネルこちら▼

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