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特許分析テクニック(意匠・商標含む)

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特許情報を活用した技術動向分析・競合他社分析だけではなく、新規事業開発や提携先・アライアンスおよびM&A候補の抽出、特許の棚卸、特許価値評価など、特許分析スキル向上のための各種テ…
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2024年8月の記事一覧

情報収集・分析の基本=一次情報にあたる

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 先日、「生活満足度が過去最高 3年連続上昇、内閣府調査」 というニュースに目が留まりました。正確に言えば、こちらのニュースというよりも こちらを引用したXのポストを最初に発見したのですが。 さて、こういう調査結果を見ると、SNSやネット上の記事だけでその結果を判断しがちですが、情報収集・分析に従事する身としては、ちゃんと2次情報ではなく1次情報にあたることが重要だと思います。 今回

特許情報分析を行う上での仮説思考について①-仮説思考に役立つ書籍-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 特許情報分析に限らず、何らかの分析を行う際に 仮説をもって情報収集・分析をしよう 情報収集・分析を行う際は仮説思考で と聞いたことがあるかと思います。特許情報分析という文脈の中で仮説または仮説思考というキーワードが表立って登場してきたのはここ10年ぐらいかと思います。 1つのきっかけとしては、元ボストンコンサルティンググループで、現在早稲田大学教授の内田和成氏の「仮説思考-BCG流-