逆噴射小説大賞2022年セルフライナーノーツ
今回は評判も上々なのと自身でも中々満足の行く出来だったので久しぶりにセルフライナー書こうと思ったがダラダラ年末まで来てしまった。細かい所は気にせず一気にかくぞー。
吾輩は擬態猫である
これは去年ぐらいに書いた逆噴射用のアイディア帳の一つ。
書き散らした時点から忠臣蔵を見て復讐に向かう点や主人の首を食べて解析する点などあった。
ただ当初は文字数が少なく、最後に刑事が出てきてライオンにでも食われたのか?と訝しむオチだった。
今回書くに当たって吾輩は猫であるを読み、猫だけで十分行けると思い擬態猫の描写を増やしたところ800文字を越える文字数になり、少し調整に苦労した。短縮しつつ分かりやすい表現に頭を捻らすと逆噴射してるなと実感する。
今読むと忠臣蔵じゃなくて赤穂浪士っていったほうがいいし、なんなら実在の個人の復讐した人のほうが良さそうだが、忠臣蔵は実在した生き物って書いたときの響きが面白く忠臣蔵で通した。
二次は通ったけど最終までいかなかったのは、猫が現場を去るここで完結しちゃってる感じとか、動物復讐もののありきたりさとかが原因かも。宇宙人なら宇宙人流復讐とか示唆できれば良かったんだけどな。ありきたりをするならもっと文章力をガチガチにするか、ひねろうねということかな
石川ダイナマイト
今まで書いた中で一番のお気に入り。今年のチャンピオンしゅげんしゃさんに推薦されて、ディスコードで読まれた。しゅげんしゃさん、読んだみんなありがとう!
自分は変なヒーローが好きで、ごっつええ感じのミラクルエースとかアホアホマンとかウリナリのやめんなマンとかああいう意味不明な存在が大好きだ。だからコント感があるっていう感想はまさしくその通り、ちゃんと自分の頭の中を表現できたのかなと思う。
書いてるときは意識はないんだけど書き終わったと読んで出来た感想はクロマティだな、と思った。だからダイナマイトさんの容姿をダイナマイトに手足が生えたと物体とテキトーな表現にしたり、井上に神山のふてぶてしさを入れたりと後から追加した。
感想で言われてたけど石川要素があまりない。それは書いてて気づいていた。本当なら石川異常愛者が助けに来たり、石川要素省いてダイナマイトであることに注目すべきだけど、『石川ダイナマイト』というタイトルが先にあって出来た作品なのでソコは崩したくなかった。その分富山野郎には力を入れた。富山といえば藤子・F・不二雄なので文字数がカツカツでも何度も入れた。
好きだけど予選落ち。それはある意味納得な所もあるから仕方ないかな。単体でオチてるというのもそう。最後の説明いっぱいもあんまりよくないしね。書いてるときにもコレはどうなんだろうと思ったが、勢いがないとこのままお蔵入りしそうなので出した。自分がめちゃくちゃ笑ったから最悪みんな笑わなくてもヨシと。結果、みんなが笑ってくれたのはよかったよ。自分の好きは力あるとわかった。
今回はマンガの読み切りの3、4ページ目ぐらいを意識したが次もそれを意識しながらもうちょっといい感じに仕上げたいな。
石川ダイナマイトさんの続きだけど、たぶん直接の続きは書かない。だけど石川にまつわる場所やものをテーマになにかかければいいなと思ってる。都会から遠い地方民なので地方にあるものから手をつけようと考えてる。今テーマにしたいところが雪と天候不良でいけないけど春になったら行って完成させたいなぁ
さぽーとすると映画館にいくかいすうが増えます