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物語

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いくつもの物語。基本読み切り
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2018年11月の記事一覧

センパイ!だいすき!

「センパイ!受け取ってください!」 ユミコは思いを伝えるべく、両手で封筒を差し出す。セン…

地獄への道 part2

part1 「キレイに育ってね」 コップに入ったミョウバン結晶に声を掛ける邦夫。声をかけると…

夢と希望の25年

俺しかいない平日朝の映画館。子供の喧騒に煩わされることなく、『プリティヒール』25周年映…

熱血紅茶闘士 午後野丁太郎

「アニキ!こいつ午後の紅茶なんて持ってますよ!」 地面に叩きつけ、踏み潰す。血しぶきのよ…

将太のティー

「勝者ササコーヒー!」 会場がざわめく。「一勝一敗だ」「次で勝負が決まるぞ」会場の熱気は…

新鮮なお肉のすてーき屋さん 前編

「評判の店と聞いたが、まずいな」 「ですね!先生!」 評論家が一口ごとに文句を言えば、部…

新鮮なお肉のすてーき屋さん 後編

前編 部下は店の奥へ連れ去られ、今は評論家一人。いますぐ逃げ出せるが、部下を殺された恐怖よりも、完璧な肉への興味が勝った。ただ料理を来るのを待つ。 「思ったより手間どった」 料理が置かれた。香ばしいにおいと、よくきいたスパイスの香り。ジューシーな表面が食欲をさそう。ただ肉の塊から生えた五本の枝が、ただの肉ではないことを語っていた。 「食べないのか?」 目の前の肉を見つめるだけの評論家に、挑発を含んだ物言いをする。完璧な肉と、人としての倫理、二つを天秤にかけ……完璧な

おやすみ!たけしくん!

「お母さん、紅茶飲みたい」 「ダメよ、寝る前に飲むとカフェインのせいで、眠れなくなるのよ…

午後のティー劇場 デビル紅茶VSエクソシスト

人気のない高台、筋肉質な男と豊満な胸の女が抱き合い、唇を奪い合う。 「そろそろいいだろ」…

来週の午後のティー劇場はデビル紅茶まつり!

デビル紅茶VSエクソシストはいかがでしたか?なんと来週の午後のティー劇場はデビル紅茶まつ…

空間を制する者

「ワシこそが最強の男じゃッ!!!」 全裸中年男性が世界最強大会に殴り込み!会場中に悲鳴が…

午後のティー劇場特別編 女ターザン

ゴリラが自転車を捩じる!ゴリラが自動車を潰す!雄叫びをあげ、大自然の怒りをぶつけるかのよ…