もう一つの調査#12 : 「映画「東京難民」 その2: バタフライ効果 」

今回は「映画「東京難民」 その2: バタフライ効果」です。

「バタフライ効果」についてはご存じの方も多いとは思いますが、復習を先にしておきます。

「バタフライ効果(butterfly effect) 」: カオス理論における概念の一つで、小さな出来事や変化が大局的な結果に影響を及ぼす可能性を指す言葉です。この概念は、複雑な非線形システムの挙動に関連しています。バタフライ効果の名前は、「ブラジルで蝶が羽ばたくことが、テキサスで竜巻を引き起こす可能性がある」という一般的な説明に由来しています。つまり、微小な変化が時間の経過とともに拡大し、全体のシステムに大きな変化を引き起こす可能性を示しています。

具体的な例を挙げると、以下のような状況が考えられます:

例1:気象と気候 バタフライ効果は気象と気候にも影響を及ぼすことがあります。たとえば、大気中の微小な気流の変化が、数日後には大きな気象パターンの変化や嵐の発生を引き起こす可能性があります。これは、気象システムが非常に複雑で、小さな要因が長期的な結果に影響を及ぼすためです。

例2:株価市場 株価市場もバタフライ効果の例として挙げられます。世界中で様々な出来事が起こり、それらの出来事が市場心理や投資家の判断に影響を与えることがあります。小さなニュースや変化が株価の動向を変え、結果として市場全体に影響を及ぼすことがあります。

例3:交通流 交通流も同様にバタフライ効果の一例です。道路上での微小な遅延や事故が、時間とともに交通渋滞を引き起こす可能性があります。これは、多くの車が互いに影響し合い、交通システム全体に影響を与えるためです。

これらの例からも分かるように、バタフライ効果は複雑なシステムにおいて小さな変化がどれだけ大きな影響を及ぼすかを示しています。

と言うことで、今回の「東京難民」の映画も正しくバタフライ効果の積み重ねで、だんだん人生がおかしくなる感じでした。

本当に、些細が後で大きな影響を及ぼす可能性がありますので、物事はある程度考えから行動に移した方が良いという参考書にもなるかもしれないという映画です。

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