見出し画像

【複業エンジニアのホンネを聞いてみた】Another worker’s Runway Vol.3〜ゼロから始める複業入門講座〜イベントレポート!

皆さんこんにちは。Another works note担当の加藤です。今回は毎月お馴染みのAnother worker’s Runway 〜ゼロから始める複業入門講座〜の第3弾!
vol.3の内容をお伝えします。今回は複業エンジニアのゲストを中心に、複業入門を掘り下げていきますよ!

始めのあいさつ

モデレーター:本日はお越しいただきありがとうございます!宜しくお願いいたします。

このイベントでは複業のお話を中心に、4人の複業登壇者と複業入門の部分から掘り下げ、知識を学んでいく会となります。

こちらの名前は本日登壇いただきました西村さんにつけていただいた名前です。ランウェイというのは滑走路をイメージしておりまして、挑戦する人の走り出す手立てとなりたい、という思いが込められています。

本日皆さんが参加を通して、複業への1歩となったなと思っていただければ嬉しいです!

登壇者自己紹介

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (1)

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (2)

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (3)

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (4)

パネルトーク


今回は実際に頂いた質問をもとにパネルトークを行いました。

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (5)

複業を始めたタイミングは?


高橋:兄が2017年から起業しまして、お手伝いという形ではじめたのがきっかけです。その会社では個人や中小企業向けにコンサルティングやweb開発、HP制作をしていた会社で、エンジニアのスキルを少しでも活かせるのではないか、と思って始めることになりました。

小羽田:僕は知人からの紹介がきっかけでした。複業人材を探している、というお話をいただいて、僕のスキルセットと合いそうだったため始めることになりました。そこではサービス設計からプロダクト開発まで担当する案件でしたね。

なぜ複業を始めた?→複業を実際にはじめてどうでしたか?

小羽田:本業がエンジニアではないので、本業では出来ない部分を複業で続けられることが凄くいいなと思っています。エンジニアの知識はずっと持ちつつ、プロダクトマネージャーとしてもものづくり全般を見ていたいなと。本業と複業が双方補っている点は良いなと思っています。

高橋:本業でマネジメント複業でコードを書く、といったバランスを取りつつエンジニアとして成長ができたことが良かったなと思っています。また、僕は2020年から複業を変えているのですが、それは本業がデータサイエンティストよりに変わったことが一つの理由だったんですね。本業に合わせて複業もデータ分析の複業を始めることで、相乗効果があって非常に良いかなと思っています。

どうやって案件獲得している?


高橋:最初は知り合い経由でお声がけを受けて参画していました。2つ目の複業はマッチングサービスを使用して採用に至りましたね。最近サービスも増えていて、僕が知ってるだけでも20個以上あるのではないでしょうか。

モデレーター:マッチングサービスのジャンルはエンジニア向けなどを使い分けていますか?

高橋:僕はオールジャンルのものを使っています。たまたま自分のやりたい仕事に出会えました。運が良かったという感じではあるんですけど、エンジニア特化型のサービスの方がよかったりする事もあるので、そこはサービスを使い分けることが重要であると思います。

小羽田:僕は知り合いの紹介のケースが多いですね。サービス内でマッチングしたケースはまさにAnother worksくらいです。Another works上でスカウトいただいて、そこから始まりました。他は基本的に紹介が多かったですね。

モデレーター:西村さんオススメの獲得方法はありますか?

西村:オススメの獲得方法は主に3つあります。まずはリファラルでの獲得ですが、これが出来れば1番ベストですね。リファラルと言っても、知人や昔のクライアントから声をかけて頂けるパターンと、逆に自分から声をかけにいくプッシュ型で行うパターンもあります。

2つ目はAnother worksなど複業やフリーランスのマッチングサービスに登録して獲得する方法ですね。これもスカウトを待つパターン、掲載されている案件に応募していくというパターンがあります。

3つ目は、SNSやブログなどでナレッジを発信していくことで、自分のブランドを作っていく方法ですね。是非この人にお願いしたい、と思わせるような運用が大切です。これは向き不向きがあるので、情報発信が苦ではない方にオススメです。

この3つのパターンを全て組み合わせて使っている人もいれば、得意なところに絞っている人もいます。うまく自分が行いやすい獲得方法を選ぶことが重要ですね。

大林:エンジニア採用はTwitterから始まることがあると聞きます。そういった体験はご自身や身近にありますか?

高橋:確かに、外部のエンジニアイベントを登壇されている方などを見ると自分のやってきたことをGitHubにまとめて、履歴書として活用している方はいるようです。

小羽田:周りにはあんまり聞かないですね。ただ、オフラインでのイベントで知り合った人の紹介という形は聞いたことがあります。連絡手段としてTwitterを利用される場合はよくあると思いますよ。

コロナの影響で変わったことは?

高橋:本業の方は特に影響はありませんでした。リモートワークとなった位ですね。ただ、複業の方が影響受けていまして、実は4月の途中からストップがかかってしまいました。というのも、バスケットボールチームのマーケティングなので、試合がそもそも開催されないと仕事がないんです。無観客試合を開催したとしても、集客の部分でのマーケティング業務をしているので、複業自体が止まってしまうという影響がありました。

西村:少なからずあると思いますね。イベント登壇のお仕事は一気になくなりました。
コロナ前ではオフラインでのリアルイベントが主流でしたが、それが影響で開催できないようになって。4月以降はオンラインイベントも増えましたが、3月は中止の対応が多かったため、影響は出ていました。

小羽田:多少なりとも開発案件などのタスク案件は減ってるなと思います。ただ、それこそAnother worksでやっているアドバイザーといった所はあまり変わらず、継続させてもらっていますね。
逆に、この機会で本業も複業もリモートになったことが個人的にはやりやすいなと思っています。仕事のバランスがすべて自分でコントロールできることはリモートの良さだと思いますね。

大林:今回のコロナの影響で、逆に複業を始めている方はかなり増えていますね。弊社でも4月だけで1500人くらいご登録やご期待を頂いています。クライアント様側でもリモート案件が倍増していて、プラットフォーマーとしても驚くことばかりですね。本来やりたかったことを挑戦してみる機会が出来たという事でご登録が増加している様です。

コロナで今後複業は必要になっていきますか?

西村:人によるとは思います。というのも、全人類が複業するべきだと僕は思っていません。複業はあくまで手段なんです。
人によっては、本業に100%集中した方が自分の市場価値が上がる場合もありますよね。ただ、収入を一つの会社に依存することがリスクであることは間違いありません。会社の環境がいつどうなるかわからない、というのが今回のコロナの件で周知の事実となりました。転職や独立を考えていない時のリスクを分散させる方法として、あるいは自分のキャリアの可能性を追究する方法として、コロナ以前よりも複業は現実的になっていくと思います。

高橋:今までもあった通り、複業をする方は増えていくと思います。特にエンジニアの方って、複業やりたくても実際にやっている人は少ないなと思っていて。その大きな課題は、やはり時間がないことみたいなんですね。現在は本業がリモートになり、通勤時間が無くなったので、時間の課題が解決しやすくなると思います。ので、複業する人は増えていくのではないかなと思いますね。

小羽田:コロナはあんまり関係ないかなと思っています。複業が必要かどうかはその人の状態だったり、何を伸ばしたいかだと思うんです。ただ、コロナの影響によって本業が安定しているかわからない状態も明らかになったので、複業だけに頼るキャリアは危ないだろうなと思っています。
複業もコロナの影響でダメになることもあります。複業が必要になるというよりはバランスを取っていくことが重要なのかなと思いました。特別コロナの影響でというのは特段ないかなと思いますね。

複業の単価の決め方は?

高橋:単価の交渉を今までしたことはないです。受注した案件の金額に合わせて自分も貰う形をとっています。お金目当てではなく経験やスキルを得る為に複業しているので、一定の額はもらいつつ、言われた金額で稼働している現状です。ただ今後は変えていこうと思っていて、自分にあるスキルやアウトプットを言語化することで価格交渉しやすいのではないかなと思っています。

小羽田:僕も基本的に交渉したことはないですね。お手伝いさせてもらう企業さんの事業が、共感出来たりするといくらでも調整できるかなと思っています。ただ、お給料のベースラインはある程度持つようにしていますね。お金のためだけにやると結構つらいなと思っていています。自分が複業に気持ちよく関われるかが、重要な判断基準となっています。

西村:単価の決め方に関してはステップが3つあります。ステップ1はまずは無料・またはそれに近い金額で始める。最初は自分の仕事にいくら値段を付けていいかわからないし、そもそもパフォーマンス出せるかどうか不安ですよね。そういう時ははお試し価格のつもりで始めてみることで、自分も会社もお互いに試すことが出来ます。

エンジニアの方は成果がわかりやすいので、ステップ2からスタートの場合もあります。ステップ2というのは言い値ですね。どれくらいの工数で仕事ができるのかは見積もれると思うので、それをもとに受ける、といったパターンがステップ2ですね。

人によってはステップ3があります。価格を自分で決めるというステップですね。企業様にお願いしたいって言っていただける需要と、自分が出来る供給のバランスを考えて、需要が大きくなってきたのであればそれは自分で価格の主導権を握っていいタイミングです。価格交渉については自分に見合ったステップの仕方で行うことをおすすめしますね。

本業の職場に複業の話はしていますか?

高橋:しています。本業の会社が申請ベースで許可される形です。基本的に滅多なことはなければ拒否されることは無いですね。

モデレーター:同僚の方とお話はしますか?

高橋:そんなに公には言ってないですね。複業に興味がある人に「複業ってどうなの?」と聞かれたりすることは結構あります。上司ストップとかは基本的にないですね。会社は複業OKですが、複業されている方の数はそれほど多くないです。興味はあるけど実際にやっていない人が多いかもしれません。

小羽田:基本的には僕の会社もフォームで申請する形です。おそらくフォームに回答して、本業との業務バランス、競合ではないかというのだけ見ておきたいのではないでしょうか。

大林:フォームがある事に驚きました。複業を開始している企業さんは基本フォームを用意しているんですかね?

西村:基本、申請制という以上はフォーマットがあって、デジタルもしくは紙で行いますね。そういうケースが殆どであると思います。

大林:もし複業が許可されなかった場合、皆さんは複業をしますか?

高橋:僕は止められても黙って複業すると思いますね。認めてくれない会社に疑問を持ってしまうので、黙ってやるかもしくは複業がOKな会社に転職する選択肢を取りますね。

複業の失敗談はありますか?

小羽田:最初は時間管理がすごく大変でしたね。本業以上に自分でエンジン入れないと仕事が始まらないので。あとは、開発以外にも要件が降ってきた時に対応するのが大変でした。割ける時間も少ないし、夜作業しているとコミュニケーションのラリーに時間かかったりすることもありましたね。

高橋:やっぱり時間管理とかタスクの調整が大変かなとは思いますね。ある程度バランス取りながら複業する必要があります。僕の場合は睡眠時間しっかりと確保しつつ、自分の時間を作るようにしていました。それは複業する前から習慣化していたので、それに複業を当てはめることを意識するようにしていました。

Q&A

Another Worker’s Runway Vol.3   〜ゼロから始める複業入門講座〜 (6)

会場でいただいたご質問にお答えいただきました。ここではいくつかピックアップしてご紹介していきます。

複業を依頼する企業側は複業人材にどの程度の期待をおいているのでしょうか?


西村:企業や案件にも寄りますね。あわよくば自社に来て欲しいというオーダーも勿論あると思います。週10時間でも手伝ってもらえると嬉しいって会社も少なくはないですよ。期待値調整はしておく必要があると思いますね。

特殊な案件を探すにはどうすればよいでしょうか?

西村:プラットフォームで募集する機会がないような職種は、ニッチであればあるほどピンポイントでの需要があると思いますね。声を利用する仕事に例えると、ココナラやランサーズなど自由に募集ができるサービスを見てみたり、逆に仕事にしたい人向けに先生になる、という選択肢もありますよ。ストアカなどがおすすめですね。

できる仕事を何に使えるのか因数分解することが重要であると思っています。

複業をやっていて、本業のキャリアアップや転職活動でのアピールポイントに繋がったことはありますか?


高橋:複業していくと、仕事自体が楽しみになっていったんですね。複業を始めたことによる相乗効果の結果として、本業もキャリアアップしていくという経験はありました。複業の成果が直接影響するというよりは、キャリアとして結果的に働いていたなというのはありますね。

小羽田:僕の場合はプロダクトマネージャーとしてとエンジニアの道が両方あるので、転職の幅は広がっているなと思います。その点ではキャリアに活きていると思います。

複業に関するネットワークはどうやって入手しているのでしょうか?


高橋:ネットワークがあるわけではなく、周りの環境や機会があったからかなと思います。最初も兄のお手伝いですし、2社目もマッチングサービスだったので、もともとネットワークがあったわけではないです。ただ、こういう複業イベントに参加すると、複業人材を探している人と出会えたりしますね。イベントに積極的に参加してみると、ネットワークや繋がりは広がりやすいのかなと思います!

クロージング

モデレーター:さまざまな質問をいただきましたが、ここで一旦打ち切らせていただきます。今回はAnother worker’s Runway Vol.3〜ゼロから始める複業入門講座〜にご参加いただきありがとうございます!
複業入門の話がエンジニア目線で、また今までとは異なる面白い議論が出来たのではないかと思います。登壇者のみなさん、本日はありがとうございました!

記念撮影後、イベントは終了しました。

最後に

今回はAnother worker’s Runway Vol.3〜ゼロから始める複業入門講座〜イベントレポートをお届けいたしました。今回はエンジニアの登壇者を中心に、エンジニアならではの採用方法の噂や、コロナ騒動での影響、また専門的な複業ノウハウまで非常に多くの議論がされました!
次回vol.4は6/26にオンライン開催予定ですので、ぜひご参加くださいませ!

複業マッチングプラットフォーム Another works のご登録はこちら

Another worksアプリをインストール!!

iOSの方はこちら↓↓

Androidの方はこちら↓↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?