【R18官能フェチ小説】寝取られ報告1「職場復帰①」

 妻の麻衣は僕と結婚したのをきっかけに、短大を卒業してから1年間勤めた職場を寿退社した。それから、4年たった25歳の今、再び職場復帰を考えている。理由は、僕たちの間に子供ができる事はほぼ無いことが分かってしまったからだ。4年間妊活を行ったが、できる気配すらない日々が続いた。そこで不妊治療をおこなおうと病院に行って検査をしたところ、妻の身体と僕の精子では子供が出来る可能性は奇跡的な確率でしかない事が判明したのだ。僕も妻も、ショックで立ち直れなかった。しかし、徐々に現実を受け止めて前に進もうと歩き始めた。

 そんな時に、僕の封印したはずの思いが再び目覚めてしまった。妻を他の男性に寝取られたい。妻に他の男性に堕ちて欲しい。そんな思いが爆発した。そして、妻の職場選びの候補にさりげなく、僕が掲示板で見つけ出した職を混ぜた。それが土方さんの企業の秘書職の募集だった。

 寿退社前の妻はもともと秘書職をしていたので、職場復帰は別のことに挑戦しようという思いもありつつ、慣れた職ということで最終候補の一つに残った。
そして面接を受けて、採用された3つの企業に土方さんの秘書職も残り、その中から選ぶことにした。
妻は業務内容と立地と給与でどれにしようかだいぶ迷っていた。
 一つ目の候補は、業務内容が魅力的なのだ、未経験ということで給与も低く研修採用から始まる。
 二つ目の候補は、とにかく立地がよくて家からのアクセスも抜群なのだが、業務内容と給与はそこそこで、無難な選択肢だった。
 そして三つ目の土方さんの職場は、給与がとても良く即正社員採用だった。妻には表向きとして経験者だからという通知だが、実際は自分と土方さんの裏のやり取りが理由だ。

 妻は悩んだ結果、まず二つ目の無難な選択肢を切り捨て、やりがいか経験かで選ぶことにした。もちろん僕はさりげなく、土方さんの職場を推した。

「職場復帰だから新しい挑戦をするのも凄く良いと思うけど、僕は麻衣ちゃんに秘書の仕事は凄くあってたと思うよ。あとは確かに職場が少し遠いのもあるけど、悲しいけど子供ができるわけじゃないから時間なんて別に気にする必要ないし。それにお金が全てじゃないけど、給与も一つ目とは全然違うしさ。まぁ、最終的には、麻衣ちゃんが選んだ仕事なら、僕はどれも正解だと思うよ」

 そんな声かけをしたこともあって、妻は最終的に土方さんの職場を選んだ。

 職場復帰の前日、妻は緊張した様子で準備をしていた。明日から着ていく秘書室の制服に着替えて僕の前に立った。以前の職場のものよりボディラインが出やすく、スカートの丈も膝上でタイトなシルエットな制服で、どこか性的なものを感じさせた。
「どうかな?昔のサイズで申請しちゃったから、ちょっと小さく見える?一つ上にしとけばよかったかな…ダイエットしなきゃな」
確かにこの一年で少し麻衣は肉付きが良くなった。しかし、もともとスタイルが良かったので僕としては全然気にならない程度だった。それに、少し肉がついたおかけで胸もワンサイズ大きくなっていた。
「全然変じゃないよ?もともとそういう制服なんじゃない?」
「ならいいけど…前の職場のやつよりちょっとピッタリ系だよね。スカートも短めだし。早く慣れて自分の服着れるように頑張ろ」
 土方さんの企業では、秘書室に複数の秘書がいて、一人の秘書が複数の上司や役員を担当するシステムになっていた。しかし、一部の役員には専属の秘書が付いていて、そういった「できる秘書」は制服ではなく、個人の服を着ても良いという暗黙の了解があるそうだ。ちなみに、土方さんは今度から専属秘書を持てる側の人間になるそうだ。

 妻の就寝後、僕は明日からの日々を妄想し、土方さんに挨拶の連絡をすると、これこらの計画などについて返信が返ってきた。

 半年くらいは秘書室で業務を覚えて貰うけど、慣れてきたら僕の専属秘書として麻衣さんを指名しますね。経験があるからもしかしたらもう少し早く指名できるかもですね。それまでは、そんな積極的に接触はできないかもだけど、食事とかには誘おうと思ってるから。最初は複数人での食事になると思うけど、最終的には個人的に二人でと誘いますね。
 そうだ、お願いがあって、今後麻衣さんとするのを我慢して下さい。欲求不満の方が堕としやすいからね。なんなら旦那さんの方が帰宅が基本的に早くなるはずだから、麻衣さんが帰る前に何発か抜いといて下さい。そうすれば麻衣さんからアピールがあっても旦那さんのが反応しないで済むでしょ。次麻衣さんの中に入るのは、自分のではなく俺のものだってこと妄想しながら毎日頑張って下さいね。 
 とにかく明日からこちらこそよろしくお願いしますね。明日は歓迎会になると思うから、そこでの様子、連絡します。


 土方さんからのメッセージを読んで、いよいよ現実になるんだと実感した。
 翌日の朝、新しい制服に着替え、真っ黒なミディアムの髪をポニーテールにまとめた妻を、玄関で見送った。久しぶりにメイクもバッチリとしていて、ドキッとしてしまった。
「新しい仕事、頑張ってね。制服もメイクも凄く似合ってるよ。麻衣ちゃんの方が早くでなきゃだから、これからは毎日僕が見送る側になるね」
「ありがとう、頑張るね。帰りはお迎えしたいから、早く帰ってこれるように努力するね」
「ありがとう。でも最初が肝心だから、仕事優先で平気だからね」
「うん、ありがとう。じゃあ、いってくるね」
 妻が出発して扉が閉まると、僕は寝取られたい自分と妻を奪われたくない自分の間で葛藤しつつも、昨日のメッセージを思い浮かべてこれから妻は日々土方さんに堕ちていくんだと覚悟を決めたのだった。


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