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「Detroit : Become Human」 あなたの選ぶ選択は?

2038年、アンドロイドが人を手助けする道具として一般的となった。
人はアンドロイドによって豊かな生活を送れるようになった反面、仕事を奪われるなどの負の側面も目立ち始めている。
そんな中一部のアンドロイドが突然自我を獲得し、自由と平等の権利を求めてきた。さてあなたならどうするか?

という昨今なら特に色々と考えさせられるような内容が、今回プレイしたゲームのあらすじである。

とりあえず1週目が終わったので感想を(参考までに、1週目は14時間で終わったのでかなりサクサク進められると思う)

一応ネタバレありで書くので、まだ内容を詳しく知りたくない人はここでスクロールを止めておいた方がいいかも。


基本的方針

今回は初見であるが、事前にあらすじ等で大まかな内容は知っていたので、3人の主人公はそれぞれ以下の理想を求める方針で進めた。

・コナー:ハンクと友情を結びコンビ継続で終了
・カーラ:アリス、ルーサーと共に3人無事に国境越えを果たす
・マーカス:平和的デモによる主権の獲得

さて、結果はどうだったかというと?


◎最終結果

・コナー:物語中4回死亡の上、そのままエンディング
・カーラ:収容所送り、アリス、ルーサーと共に死亡
・マーカス:ギリギリのところで全滅回避、一応アンドロイドの生存を認めさせることに成功する(ジェリコの幹部は一応全員生存)

コナー

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カーラ

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マーカス

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( ^ω^)・・・

なんじゃこりゃ!?

いやー正直キツイっすw


最後の方は攻撃ばかりしてくる人間にイラついて、ずっと人間不信になってた(苦笑)→2回目やるとしたら確実に武力革命起こすと思う 

特にカーラ編における収容所は製作者の悪意を感じたね(ヨーロッパのゲーム会社が、過去に合った悲劇をあぁいう露悪的な感じでやっちゃだめでしょ)、あそこだけは本当に気分悪くなったわ(# ゚Д゚)

ただだからこそ、マーカスEDのギリギリの感じは色んな犠牲の上の成り立っているのだなぁと納得できる。

→ちなみにあとで攻略を読み直したら、一応マーカス編における全員生存確定ルートの一つだったらしく、尚更他の二人に申し訳ない…(´;ω;`)


少し言い訳的に言うと、このゲームQTE(クイック・タイム・イベント)が結構シビアで、ボタンのちょいミスにより失敗することが多かった模様。

もし初見さんがやるなら、イージーモード(CASUAL)でストレス減らした方がいいかもしれない。


全体的な感想

まぁ初見で背伸びしながらのプレイだったが、その分かなり印象深い余韻に浸れている。

ただゲーム自体がちょっと血のっけが荒いというか、たぶん自分が製作者だったら、もうちょい冷静に物語が進むような展開にしたし、武力闘争かデモかの2択しかできないあたりは人によって選択がそれぞれ異なりそうなので、そこは柔軟性が欲しかったかな。

特に今はゲームの舞台であるアメリカで、これと同じようなことが起きている現状を考えると余計にそう思う。

※※※

あと人間側の視点がかなり少ないのが残念

アンドロイドが突然(なぜか”成人の人間”のような)自我に目覚めるところも不思議だったし、人間側でマシな人がハンクやカール他少数くらいしかいないと思われるのがちょっと…(苦笑)

いくらアンドロイドに共感するように物語が作られていたとしても、プレイする側は人間なのだから、もう少し一般的な人の見方が足されているといいね。(→というか、アンドロイドという”新しい弱者”に同情させるだけで、現実の繰り返し以上のものが描けなかったのがもったいなく思う)

そもそも、アンドロイドを人間そっくりに作っている時点で、こういう倫理観がいずれ問われる時期が来ると誰も予想しなかったのだろうか?

この辺は生まれ育った環境の違いもあんのかねぇ…

鉄腕アトムやドラえもん、ガンダム等が身近な日本において、独自のロボット観を脈々と培ってきた側としては、「自我を持ったAIに人権を」なんてテーマかなり昔に答えが出されているもんだと思っていたよ。


おわりに

個人的にこのゲームからは性格診断と似たニュアンスを感じ取っており、プレイした者同士が「ここはどうしてこの選択を取ったのか」を話し合う楽しみがあると感じている。

内容が気になった人は、YoutubuとかでDetroitの動画検索してもらえると沢山プレイ動画が見られるので、まずは見てみるといいのではないだろうか?(自分は始めそうだったので)

この辺の動画が面白かったな

あと日本人は共感能力が高いってところはなるほどと思わされた。

とりあえずコナーとカーラが(特にカーラが 苦笑)まだ報われないので、グッドエンディング見てきますわ('ω')ノ


何らかのアクションをいただけると、一人で記事を書いてるわけではないのだと感じられ、嬉しくて小躍りしちゃいます。