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ロックダウンな日々。。。

緊急事態宣言の下の自粛と生産地でのロックダウンに思うこと。

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5月4日月曜日 緊急事態宣言が5月31日まで延長されるとの報道が先ほどありました。


Another Important Cultureの商品の生産背景の国々、インド、インドネシア、ネパールも3月からのロックダウンは明けず、
先ほどデリーの取引先の工場から「5月17日まで延長になりました。」との短いメッセージが届き。
インド、インドネシアで生産する衣料品は、綿、レーヨンなどの素材を使用した春夏の商品が主なので3月、4月は一年中で一番の繁忙期。
それでも、生命の危機には替えられない、と13億以上の人口をか抱える大国インドでは厳しい都市封鎖が行われています。
外出禁止に背く人々への取り締まりは厳しく、腕立て伏せや、スクワットを罰として課せられ、棒で打たれることも。

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https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00093/042000010/

とは言え、大都市で働く労働者の多くが地方農村部からの出稼ぎで、公共の交通機関が停止している中では何百キロも歩いて村まで帰らなければならない上での悲劇もたくさん起こっています。

取引先の工場では、施設内に宿泊し生活できるスペースを設けて村に戻れないスタッフを保護しているそうですが、もちろん、工場の稼働は禁止されています。ロックダウンの中で稼働しなければならないのは、生命の維持に関わるものだけだから。
ファッションアイテムは、贅沢品。だけど、
贅沢品を作ることで、生計が成り立っている人たちが居る。
健康面でも、経済面でも彼らが無事に守られることを祈るばかりです。

ーファッションは”必要”なのか。ー
災害が起きるたびに、”ファッション”の社会の中での位置付けに考えがぐるぐると巡り。。。
衣・食・住、の中の一つ。身体を包んで護る衣服。生活に欠かせないもの。
繊維産業は世界の経済の中でも大きな役割を果たしていて、それを生業にしている人口がどれだけいることか。
衣服の不動の必要性、本来の役割=寒さ、強い日差し、雨風、ウイルス、害虫から身体を護ってくれるものーを供給する産業はもちろん重要。
ユニフォームの役割は言うまでもなく、清潔な衣服をまとい整った身なりの人は社会的な信用を得ることができる。
ーーー私のデザインする服は、、、質実剛健とか、役割、とか、とは反対を行く様なものだけれど。
柔らかな素材で、風に揺れて、鮮やかな色彩で、着る人の個性を際立たせる。については胸を張りたい。で、強いて役割は?と考えると、、、。
声を大にして、 ”自由のシンボル” だと答えたい。
”必要にかられて”、ではないけれど、”愛しさに抗い切れず” 手にとってもらえる子達でいて欲しい。

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不要&不急、だけど、”好き” が優先できる平和で自由な暮らしでありたいと願うから。


”好き”を世の中に送り出す職人さん、ワーカーの皆が安全に暮らし、仕事を誇りに思える日が早く来ます様に。
迷うことなく、次のシーズンのデザインに没頭するのが正しい!…。。と強い心を持たなきゃ。とほほ。

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