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先入観を捨てると見えてきた

4月から初夏にかけてはリネンシャツの季節です、、
なんて毎年のこの時期のお決まり文句になっていますが、今年は少し違ったイメージで着てみたいと思うのです。

色味も着こなしもリネンへの先入観を一度取っ払ってみる。

いつもならさらっと白や麻ベージュまたはアースカラーなどに納まるのですが、今年はその真逆に惹かれる自分がいました。
もちろん鮮やかな色なら何でもいいかと言うとそうではない。
今回はもう‟ この色が着たい” という明らかなものがありました。
それが、パープルとグリーン。
合わせたいパンツも着こなしも頭にあふれてくる。

リネンシャツにおいては鮮やかな色味は一つ間違えると少し艶っぽくなることがある。そこにパンツを間違えようものなら目が当てられない。
決してそうならないように、色を含め着こなしにも気をつけたいところ。
そんな中、この2色はビビットな中に渋さを兼ね備えた落ち着きがあるので、意外と難しさもない。
更にディテールデザインや縫製仕様にワーク感があるので丁度バランスもとってくれる。
色物が苦手な人も風合いあるリネンでこそトライしてほしい。

リネンシャツにトレンドなんてありません。
ある程度の歳を重ねていくと普通にさらりと着ているのが良かったりもしますが、そこにその年のちょっとした変化、それがパンツだったりインナーだったり、靴だったりがアレンジされると全体のイメージも大きく変わるものです。
リネンシャツはタックインしても納まりが良いので是非おすすめしたい。
ここ数年は巷でもタックインが多くなり、抵抗感はなくなっているかと思います。
まぁ、出して着るのも、インして着るのも、シャツ自体の身幅や着丈感も間違えないようにしなくてはいけません。
身幅がタイトになればいやらしくなってしまうし、身幅が大きすぎればインした時にもたつきが多くでてしまう。
また、リネンの特徴を加味すれば、着丈は少し長めに見ておいた方が良いでしょう。まずは裾をパンツに入れる具合(ゆとり)を調整できる程度は必要かもしれません。
また、裾を出して着る場合でも、リネンは時間が経つごとに独特の横ジワがよって着丈が上がってくることも計算に入れておくべきでしょう。

リネンシャツにショーツスタイルも定番ですが、今年に限っては封印してゆとりあるデニムにモカシンな気分です。



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