第二話④ 不安は気のせいだと思っていた
今まで気にならなかった事が不安に感じるようになっていました。
洗濯物が風に飛ばされていかないか、アイロンのスイッチを入れたままで火事になってしまうのではないか、玄関の鍵を閉め忘れて泥棒が入るのではないか…
血液も不安になりました。自分や夫の血液を見て初めて「怖い」という感覚を抱きました。
これらの事は健康な人でも日常で感じることなので、強迫性障害の症状だとは全く思っていませんでした。
流産で気持ちが落ち込んでいたので、色々と気になってしまうのだと思っていたのです。
これからど