ちかl強迫性障害エッセイ漫画「もう一度生まれ変わりたい」

うつ強迫性障害PTSD。精神病院に入院もしましたが回復してきたので体験漫画を描いてます…

ちかl強迫性障害エッセイ漫画「もう一度生まれ変わりたい」

うつ強迫性障害PTSD。精神病院に入院もしましたが回復してきたので体験漫画を描いてます。病気と付き合いながら完全在宅勤務の仕事と芸術療法の仕事をしています。症状は辛いけど今の方が楽しい! 。皆が輝いて生きる世の中になって欲しいです。

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第二話④ 不安は気のせいだと思っていた

今まで気にならなかった事が不安に感じるようになっていました。 洗濯物が風に飛ばされていかないか、アイロンのスイッチを入れたままで火事になってしまうのではないか、玄関の鍵を閉め忘れて泥棒が入るのではないか… 血液も不安になりました。自分や夫の血液を見て初めて「怖い」という感覚を抱きました。 これらの事は健康な人でも日常で感じることなので、強迫性障害の症状だとは全く思っていませんでした。 流産で気持ちが落ち込んでいたので、色々と気になってしまうのだと思っていたのです。 これからど

    • 第二話③ 妊娠したのに死にたくなる

      妊娠中は心と体が大きく揺れた私が妊娠中あった出来事です。 この頃、精神科に行っていなかったので何かの症状かどうかは正確には断言できないですが、後で医師からは「多分うつ状態に近いのでは」と言われました。 不妊治療からやっと赤ちゃんを授かり、これからの未来へ幸せいっぱいの気持ちになるはずが、「死にたい」という気持ちが自然と湧いてくるのでした。出産する不安や恐れの方が大きかったと思います。 私自身もなぜこんなふうに自分が思うのか理解できずに苦しみました。 「こんな事思っちゃいけな

      • 第二話② 強迫性障害で仕事がどんどん溜まっていった

        何度も確認してしまうけど、一生懸命頑張れば出来ると思っていた仕事中も強迫性障害の症状で何度も確認し、業務が上手くいきませんでした。伝票を入力した後、「入力し忘れたのでは?」と不安になるのです。 ミスをしないように入力済の箱に伝票を入れているのですが、不安感をかなりはっきり感じるので間違えたような気になってしまいます。 これは自分の努力不足だな、と思っていました。 何度も確認してしまうけど、一生懸命頑張れば出来るようになると思っていました。 この時は自分が病気だと分かってい

        • 第二話① 強迫性障害でガス栓を閉めたか何度も確認して会社に遅刻していた

          悲しみが癒えても心は元に戻らなかった流産した後、しばらくは立ち直れませんでした。赤ちゃん雑誌を見るのが辛く、どうしてこんな事が起こってしまったんだろうという思いがずっと心の中をぐるぐる廻っていました。苦しくて苦しくて毎日泣いていました。 (後に臨床心理士さんのカウンセリングで、うつ状態だった事が分かりました) 一年ほど経って、毎日赤ちゃんの事を考えて泣いていた悲しみは少しずつ薄れていったので、仕事を始めました。自分の心は元気になったと思っていたのです。でも、強迫性障害の症

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        • 精神疾患エッセイ漫画「もう一度生まれ変わりたい」
          5本

        記事

          強迫性障害の漫画をネーム大交流会に出した話

          強迫性障害の漫画って需要ある?東京ネームタンクというところで、漫画の制作を勉強しています。毎回先生と楽しくお話しながら漫画を描いています。 ネームタンクさんで「ネーム大交流会ONLINE」というイベントが開催され、強迫性障害の漫画を出展しました。 (ネーム大交流会とは、ネーム(漫画の下描き)を、参加者さんに見て感想を貰えるというイベントです。) Twitterのフォロワーさんは精神疾患の情報を知りたいという気持ちで読んで下さっていると思うのですが、健康な方はこの漫画に興

          強迫性障害の漫画をネーム大交流会に出した話

          第一話「流産から強迫性障害とうつに」

          皆さんは強迫性障害という病気を知っていますか? 14年前に強迫性障害にかかった私の体験漫画です。きっかけは流産からでした。私はこんな病気があるなんて知らなかったし、まさか自分が精神疾患になるとは思っていませんでした。他人事のように感じて生活していました。 なってみて想像を絶する辛い病気だと分かりました。もうこの人生を捨てて「もう一度生まれ変わりたい」と何度も思いました。 今も治療を続けながら生活をしています。これから、発病してから現在まで回復してきた道のりを漫画にしてい