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逃走中 吸血鬼伝説 Part8

これは、匿名代表の学校の友達による、オリジナル逃走中である。そのため、劇中の登場人物の行動は、現実のその人物のものとは一切関係ない。また、本ゲームは、逃走中の全盛期だった2010~2015あたりのゲームシステムを参考にして作成されたものである。
前回はこちらから

残り時間 54分 残り10人

【生き残っている逃走者たち】
ないとー(プロサッカー選手)
チーター(陸上女子日本代表)
春風亭蒸龍(落語家)
世界のKEN(俳優)
シドニー(モデル)
組長(社不バンドドラム)
ゆーりす(ゲーム実況者/プロゲーマー)
頭隠した烏(フライングスパロウ)
悪球打ちの赤点(シャフ・ポッター)
たけぇたけぇ丸(シャフ・ポッター/社不バンドボーカル)

〜ドラマパート〜
城では、国王が王国に忍び込んだドラキュラたちの捜索を始めた。
ハンス(王様)「数十年ぶりに、ドラキュラが王国に攻めてきたのか。人々を守るために、ただちにドラキュラを見つけ出せ!」
兵士たち「は!」

ドラキュラC「くそ、森へ戻りたいが、久々の日光で身体が思うように動かない」
ドラキュラD「ここまでか」
ドラキュラE「待て!せめてこの状況だけでも、森の仲間たちへ伝えようぜ」
王国に取り残されたドラキュラたちは、コウモリに仲間たち宛ての手紙を託した。

そして、城の庭ではアーサーがエリナからの手紙を読んでいた。
アーサー(王子)「『貴方様にお伝えしたいことがあります。実は私はドラキュラです。しかし貴方様に憧れて、これまで密かに貴方様を見させていただいていました。今、王様たちが追っているドラキュラは、私の仲間の者です。ドラキュラたちは、長い間人間との争いを避け耐えてきましたが、人間の血がなければ、これ以上生きてはいけないのです。ですが、私は人間とドラキュラが平和的に、手を取り合う未来を望んでいます。だから、どうか私の仲間を助けてください。』なんだと!ドラキュラの中にも人間に有効的なものがいるのか。平和的な解決法とは何なのだ。私はどうすれば」

エリナ「アーサー様、頼れるのは誇り高き騎士を目指しておられる貴方だけです。」

一方で、手紙を受け取った森のドラキュラたちは
ドラキュラA「あいつら、姿が見えないかと思ったら勝手なことを!」
レオ(エリナの父)「森のために、血を持ち帰ろうとしたのだろう。私には彼らを見捨てることができない。そして今、王国にはおそらくエリナもいる。私たちを追いやった人間は憎いが、これまで人間との争いは避けてきた。それが私たちが生き残る道であり、人間たちへの償いにもなると思ったからだ。だが、仲間と娘を守るためにそんなことは言ってられない。みんな、王国へ行くぞ!ただし、人間には攻撃するな!」
ドラキュラ一同「おう!」
こうしてドラキュラたちは、黒い布をまとい、一斉に王国へと向かい始めた。

その様子を見ていたゲームマスターの月村サトシが、ミッションを発動!

♫メールだ。
ゆーりす「『ミッション3。エリアにハンター50体を設置した。』え?50!?」
組長「『残り40体になると、森のドラキュラたちがエリアへと攻めてきて、ハンターを放出させてしまう。阻止する方法はない。』」
悪球「『残り40分に港から出発する船へ乗り、新エリアに移動せよ。船に乗るには1人につき5ドル必要だ。なお、船は残り45分に港に到着する』5ドル?お金ないんだけど」
シドニー「moneyありマスカー?moneyありマース!」

ミッション!新エリアに移動せよ!

https://stat.ameba.jp/user_images/20210227/20/takechan-1119/58/f6/j/o2000136214902899698.jpg

【補足説明】
お金を持たない逃走者は、残り時間内にエリア内で、住民の手伝いをしお金をもらうなどし、お金を手に行けなければならない。船に乗り遅れた逃走者は、エリアに取り残され50体のハンターの餌食になる。

現在、逃走者が所持している金額
・10ドル
シドニー 組長

・5ドル
春風亭蒸龍 チーター

・お金なし
ないとー 世界のKEN ゆーりす 頭隠した烏
悪球打ちの赤点 たけぇたけぇ丸

お金を持たない逃走者は、急いでお金を獲得しなければならない。
残り時間51分 船出発まで残り11分

蒸龍「お金持ってる!ラッキー。やっぱり、情けは人の為ならずだ!」
ないとー「どうしよう!サッカーボールがあれば、路上パフォーマンスでリフティングやって金稼げるのに」
組長「10ドル持ってるから、誰かに5ドル分けてあげたいなー」
たけぇ「賞金がまだ100万行ってないので、もうちょい粘るわ。ダメそうだったら自首する!」

世界のKEN「仕事をくれー仕事をー!」
ゆーりす「とりあえず、道行く人に話しかけよう。それがRPGの基本です」
続々と仕事を探し始める、逃走者たち。

烏「誰か、金恵んでくんねえかな」
そこへ、組長と悪球打ちの赤点。
烏「どっちか金持ってねえ?」
組長「俺、10ドルもってるので、5ドルあげます」
悪球「まって!それ俺にくれ」
烏「ざけんな、割り込んでくんなよ!」
組長「どっちに渡せばいいの?」
烏「絶対俺の方がいいって!」
悪球「こいつはやめたほういいです。働かない!恩を仇で返す」
烏「おめぇも大概だろ!」
悪球「いや!僕は新エリアで組長さんの役に立ちます!」
果たして、組長はどちらを選ぶのか。
組長「じゃあ、悪球さんで」
悪球打ちの赤点 5ドル獲得!

烏「ちくしょー!!働きたくねー!」
悪球「頑張れよ!あばよ」
他の逃走者から、お金を分けてもらうことも1つの手だ。

チーター「今のうちに港の近くで待っておきましょう」
蒸龍「港まで地味に距離があるぞ!」
お金をもつ逃走者たちは、船の到着にあわせて港へ移動する。

花屋「店の前に落ち葉がー」
ゆーりす「僕が掃除しましょうか?」
花屋「あらまー、助かるねー」
ゆーりす「ビジネスチャンス!」

靴磨き「おじいさん!悪いけど、うちは今いっぱいなんだ!よそへ行ってくれ」
老人「そんなー」
世界のKEN「あのぉ、僕が磨きましょうか」
靴磨き「頼む!さっきからこのじいさん、しつこいんだ」
世界のKEN「靴を服だけでいいんだよね?」

中年男性「おーい!どこだー!」
たけぇ「お父さん、どうしました?」
中年男性「俺のガキがいなくなっちまった。黄色い帽子を被ってて、飴を舐めているやつだ!」
たけぇ「探して連れてきます!」
続々と仕事を見つける逃走者たち。

シドニー「港へ急ぎマス」
ないとー「シドニーさん、お金ある?」
シドニー「10ドルありマス、YES!分けてあげマショウ!」
ないとー 5ドル獲得
世界で戦った男は、運も味方につけた。

たけぇ「え?絶対あの子じゃん!分かりやす!」
たけぇたけぇ丸が、探していた子を見つけた。
子供「パパはどこー?」
たけぇ「お兄さんについてきて!」
子供「お兄さん?」
たけぇ「何だよ!お兄さんであってるだろ!」

靴磨きをする世界のKEN
世界のKEN「もういいですか?」
老人「まだじゃ、まだ足りん」
その近くにハンターが接近
世界のKEN「お仕事って大変なんだなー」
老人「終わったら、5ドル払ってやる!」
見つかったー
世界のKEN「それなら頑張るしかないかー」
靴磨きに夢中で、気づいていない。
世界のKEN「うわ!」

世界のKEN 確保 残り9人 残り時間47分
走らずに撃沈した。
世界のKEN「えー?嘘だと言って?」


ないとー「世界のKEN確保 残り9人www」
シドニー「KEーーーーーーーN!」

花屋「もう十分だよ。ありがとねぇ!はい、お礼に受け取って」
ゆーりす 5ドル獲得
ゆーりす「クエストクリアした!よし!港へ行こう!」

たけぇ「お父さん、お子さんを連れてきました!」
中年男性「おう、ありがとな!よし行こうか!」
子供「うん!」
たけぇ「え?お金は?」
子供「あ、ありがとう!これあげる。バイバーイ」
ペロペロキャンディーをもらった、たけぇたけぇ丸。
たけぇ「は?金もらえなきゃ意味ねーんだよ!ボケが!まあ、あと5分もあるし、ここから港まで近いから、もうちょい粘るしかないかー」
すべての住民から、お金がもらえるとは限らない。

45:00 港に船が到着した。
チーター「よし、来ましたね!」
蒸龍「あとはもう乗るだけだ!」
船乗り「5ドルはあるか?」
蒸龍「ここにあるぞー!!」
チーター「やったー!これで安全だ!」

春風亭蒸龍・チーター ミッションクリア

商人「そこの者、ダーツやっていかないかー」
烏「ギャンブラーの血が騒ぐなー!」
商人「3回投げて、1000点以上出せたら、賞金だぞー!」
烏「舐めんな、1発で決めてやるよ!」
1分後
商人「3回目でやっと1000点だ!賞金は5ドル!1発で決めたら100ドルだったのに」
烏「ちくしょう、まあ5ドルでも十分だ」
頭隠した烏 5ドル獲得

その後、ないとーとシド二ーが船に乗り込み、ミッションをクリアした。
これで、ミッションの進捗状況はこのようになった。

・ミッションクリア
春風亭蒸龍 チーター ないとー シドニー

・5ドル所持
組長 ゆーりす 悪球打ちの赤点 頭隠した烏

・お金なし
たけぇたけぇ丸

ミッション終了まで残り3分を切った。

たけぇ「自首したいけど、自首電話が遠すぎ!仕事探すしかない!」
ゆーりす「ハンターがいて、最短距離で行けないなー」

お金を分けてもらった、悪球打ちの赤点
悪球「もう少しでつく。これは行けたでしょう!」
その背後にハンター。
悪球「ここまで、余計なことをせず、お金も恵んでもらって、体力は結構残せてるから、逃げ切れる自信しかない」
見つかった。しかし、悪球打ちの赤点は気づいていない。
悪球「船が見えてきた!希望の船に乗ろう!俺は船があったら乗る男だ!」
徐々に距離が詰まっていく。
悪球「え!?来てたの!くそー」

悪球打ちの赤点 確保 残り8人 残り時間42分20秒
お金を持ったまま、散った。

悪球「世の中はやっぱりそう甘くはないかー」


組長「え!悪球打ちの赤点さん確保。残り8人。あれだけ役にたつとか言ってたのに」
烏「www。なんだアイツ、人から金奪っといて!」

老婆「はてさて」
たけぇ「どうしました?」
たけぇたけぇ丸が困っている老婆を見つけた。
老婆「何だって?」
たけぇ「ど、う、し、ま、し、た?」
老婆「道に迷ってしまってねぇ。時計塔への行き方を教えておくれ。教えてくれたら、お礼をするよ」
たけぇ「よしきた!時計塔ですね!ここをまっすぐ行って、橋のところを左に曲がるだけです。」
老婆「えー何だってー?」
たけぇ「もう1回言いますねー。ここをまっすぐ行って、橋のところを左に曲がるだけです。」
老婆「えー何だってー?」
たけぇ「ババアくそが!まっ、す、ぐ、行って、橋、を、左、に、曲がる!」
老婆「まっすぐ行ってどうするって?」
たけぇ「くそ!話がわからねえババアだ」

ミッション終了まで、残り1分30秒を切った。
まだ、クリアしていないのは、
ゆーりす、組長、頭隠した烏、たけぇたけぇ丸の4人!
間に合うか!

ゲーム残り時間41分30秒 ミッション終了まで1分30秒
残り8人

次回、船が出発!
そして、牢獄の者たちにもチャンスが到来!!

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