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逃走中 欲望とランプの守り神 Part3

これは、匿名代表の学校の友達による、オリジナル逃走中である。劇中の登場人物の行動は、現実のその人物のものとは一切関係ない。また、本ゲームは、逃走中の全盛期だった2010~2015あたりのゲームシステムを参考にして作成されたものである。

前回はこちらから
https://note.com/anonymousradio/n/n0f3ffa80924c?sub_rt=share_pb


【残り逃走者 50音順】
藍色(大河ドラマ 『輝く君へ』出演女優)
頭隠した烏(お笑い芸人/フライングスパロウ)
悪球打ちの赤点(お笑い芸人/シャフ・ポッター)
オーシャン(女優/タレント)
ごーゆー(お笑い芸人/カス2)
シドニー(モデル)
しゅんカス(お笑い芸人/ボトルダンク)
匿名代表(お笑い芸人/フライングスパロウ)
ないとー(サッカー日本代表)
NRMT(お笑い芸人)
はるちゃん(『東大王』メンバー/クイズプレイヤー/タレント)
班長(Youtubeグループ『Fail Unions』メンバー)
野球観戦マン(お笑い芸人/絶対0度)
ゆーりす(ゲーム実況者/プロゲーマー)
夢は星の白銀(陸上800m・1500m日本代表)
わんべ(社会学者/哲学者)


残り16人 残り99分

拡大されたエリアへと移動する逃走者たち。

白銀「ミッションに貢献できて嬉しい」
ゆーりす「エリアを歩き回って、逃げる作戦を立てよう」

野球「山道歩くの懐かしいなー。俺、高校のとき1年くらいだけ山岳部やってたんすよ」
烏「あ!今回も一緒に行動しない?」
野球「ゲッ!今回はその手に乗るかよ!この野郎!スーパーウルトラミラクルスペシャルパンチ!」
(技名が長いわりに攻撃がしょぼいみたいなくだりは、中学時代の絶対0度の漫才にあった記憶がある)
烏「お前、漫才を逃走中に落とし込むな!」
前回、頭隠した烏によって囮にされた野球観戦マン。今回は用心深い。

藍色「新エリア、自然のマイナスイオンがいい感じですね」
はるちゃん「これ、ニセアカシアじゃないwwwちょっと思い入れのある花を見つけましたわ」
自然を楽しむ女性陣たち。

ないとー「何?このでっかい岩」
村人「何って、珍しいもんじゃないだろ。ただの岩だ」
オーシャン「洞穴?洞窟?ココ隠れてもいいの?」

班長「井戸?生の井戸、なにげに初めて見るかも。良い隠れ場所見つけた!しばらくはココに芋ります」
わんべ「娘よ、見てるかい。お父ちゃんは隠れるよ。イタタ、腰が限界です」
隠れ場所を見つける逃走者たち。

藍色「やっぱり自然は癒やされますね」
しゅんカス「見てあれ!藍色さん!かわいいすねー」
ごーゆー「女優と友達になって、他の芸人にマウントとりたいすね」
大河女優に近づく男たち。

しゅんカス「藍色さん!何してるんです!」
藍色「木陰で涼んでます」
ごーゆー「藍色さん、こいつとは話さなくていいっす!俺と話しましょう!」
藍色「え?」
しゅんカス「このチビはほっといていいです!そんなことより、逃走中の間だけ僕と付き合いませんか?」
ごーゆー「いや、俺の方いいですよ!」
藍色 「えー。ちょっとどっちも遠慮しておきます」

悪球「見苦しいな。あの2人wカッコつけてるのに全然相手にされてない」
NRMT「ちょっと!いいなー女優さんはモテモテで!私のところにも来なさいよ!」
ハンターはいつどこから現れるか分からない。油断している暇などない。

しゅんカス「多分、僕がイケメンすぎたから(藍色が)照れてたんだと思います」
ごーゆー「まあ、しゅんカスよりは好印象だったでしょ!」
そこへ忍び寄るハンター。

匿名「お前、藍色さんにアピってただろ」
しゅんカス「え?お前はアピらなくていいの?」
匿名「俺、好感度気にしてるから。視聴者に浮ついた野郎だと思われたくない」

ごーゆー「やっぱり男ならプレイボーイであるべきっしょ。うわ!」
ハンターに見つかったカス2ごーゆー。

ごーゆー「あひゃひゃひゃー」
カス2ごーゆー 確保 残り15人 残り92分

一瞬で確保されたプレイボーイ。
ごーゆー「人生ピーマンだ」


匿名「www!カス2ごーゆー確保 残り15人。イキリちらかしたばっかなのに」
しゅんカス「これぞ、あいつが偽物のプレイボーイだった証拠」
藍色「さっきまであんなに元気だったのに…」

ドラマパート
その頃、新次と占い師は「捜し物」を探しに紫門から外に出ていた。
占い師「占いによると、探しているものはここにあるらしい」
2人は洞窟へとたどり着いた。その瞬間、洞窟の奥の地面が光りだした。
占い師「やはり、新次。お前に反応してあれが光りだしたのじゃ」
新次「俺に反応して?なんで俺なんだろう」
占い師「とにかく新次よ、あの光ってるところを掘ってくれ」
新次「分かった!」

光っている地面から出てきたのは、古びた金属でできた灯籠だった。
新次「これは…」
ゴンッ!
新次「!!」
背後から殴られた新次。
占い師「ご苦労じゃった!そして、おまえは用済みじゃ」
新次「な、ぜ?」
占い師は灯籠を手に入れるために、新次を利用していたのだ。
新次が息絶える寸前、新次の手が灯籠をなでた。


新次の意識の中
???(御主人様…御主人様?)
新次(誰だ)
???(気が付きましたね。御主人様!私はこの灯籠の守り神でございます)
新次(守り神?俺は死んだのか?)
守り神(演:チーバくん)
(生と死の狭間といったところでしょうか?)

・チーバくん
匿名代表の友達の水泳部。水泳部なので、筋肉のつき方がランプの魔神みたいな感じだったので抜擢。

守り神(ところで御主人様。私はこの灯籠に手を触れた御主人様の願いを何なりと叶えましょう)
新次(願いを、何でも?また、どうして急にそうなるんだ?)
守り神(どうしてって、生まれながらそういう性分なんですよ。理由は私にもわかりません)
新次(ちょっとまってくれ!願えばいいんだな)
守り神(……)
新次(おい、なんとか言えよ!)
守り神(ちょっとまってくれとおっしゃったから、その願いを叶えました。私は御主人様の願いを何なりと叶えましょう)
新次(分かった!分かった!じゃあ、取り敢えず俺を生き返らせてくれ!そして、そのまま俺を鍛冶屋へと戻してくれ)
守り神(かしこまりました)


茉莉「新次!新次!起きて!」
新次「ん?なんで?ここは鍛冶屋。あれは夢だったのか?」
茉莉「夢って何のことを言ってるのかしら。今朝、占い師と一緒に出かけていったと思ったら、鍛冶屋の裏で倒れているんだもの。どうしたのよ」
新次「夢じゃないのか。あ!」
新次の胸元には、洞窟で見た灯籠がしまわれていた。

その頃洞窟では
占い師 「しまった。新次のやつが先に灯籠に触れてしまったか!じゃが、私は絶対に諦めんぞ」

新次「本当に願いが何でも叶うのか?じゃあ、ありったけの金をくれ!まさか叶うわけないけどな」
ゴトン!
その瞬間、物置に大量の小判が現れた。
新次「おいおい!これは現実かよ」
守り神(さようでございます。御主人様の願いを何なりと叶えますから)

その様子を見ていた司令室の浪速のファンタジスタ
浪速「おお!ええなー。俺も金持ちになりたいわ。そこそこ賃金が高かったから、博士号引っ提げて地方の高校教師になったはええけど、車代で金がほとんどもってかれたからなぁ」
たむA「お気持ちお察しします」
浪速「そうや!今から逃走者たちの欲望を俺も叶えたるわ」
たむA「逃走者の欲望とは何でしょうか」
浪速「まあ見とけ。ただ、欲望を叶えてやるつっても、ええことだけではないけどな」

ゲームマスターの浪速のファンタジスタが、ミッションを発動!
エリアに5つの巨大な宝箱が設置された。

次回、欲望渦巻くミッションが発動!

残り15人 残り時間89分



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