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逃走中 吸血鬼伝説 Part14

これは、匿名代表の学校の友達による、オリジナル逃走中である。そのため、劇中の登場人物の行動は、現実のその人物のものとは一切関係ない。また、本ゲームは、逃走中の全盛期だった2010~2015あたりのゲームシステムを参考にして作成されたものである。
前回はこちらから

【残り逃走者】
ないとー(プロサッカー選手)
春風亭蒸龍(落語家)
シドニー(モデル)
組長(社不バンドドラム)
悪球打ちの赤点(シャフ・ポッター)

ゲーム残り時間15分 

ないとー「噴水広場って今いる場所じゃん」
組長「この辺に閉じ込められてるってことだよね」
運良く噴水広場にいたないとーと組長。悪球打ちの赤点からのヒントを頼りに、レオが閉じ込められている建物を探す。

悪球「噴水広場、ここから割と遠いな」
蒸龍「多分、他の人がレオさんを見つけても、俺が薬を渡さなければレオさん動けないと思うんだよね」
シドニー「日本の地図難しいデス」
他の逃走者たちも続々と噴水広場を目指す。

ないとー「噴水の北側に窓がある家、あれじゃない!?」
ないとーがヒントと合う建物を発見した。
ないとー「すみませーん!」
レオ「誰だ!」
ないとー「あ、いたいた!レオさんですね」
レオ「いかにも私がレオだ!私を殺しに来たのか」
ないとー「ちゃうわ。あなたの娘さんのところに連れて行きます」
そこへ組長と春風亭蒸龍も合流した。
レオ「それはありがたい。だが、身体が思うように動かない」
蒸龍「娘さんから薬を預かってきました。これを飲んで!」
組長「すげぇ!協力プレイだ」
レオ「おお!ありがたい!それでは頂戴するとしよう!ゴクゴク。調子が戻ってきたぞ。申し訳ないが、エリナのもとへ連れて行ってくれ。娘の安否が心配だ!」
蒸龍「エリナさんなら、運河の近くにいました」
エリナは、アーサーとともに運河沿いの建物の裏に隠れている。無事にレオを連れていけるか。

ゲーム残り時間13分 ミッション終了まで残り8分

シドニー「あー!ここが噴水広場デスネ」
ようやく噴水広場にたどり着いたシドニー。しかし、レオは3人の逃走者たちと移動中だ。一歩遅かった。

蒸龍「レオさんを連れ出したはいいけど、肝心のハンター放出阻止の方法がまだ分かんねえんだよなぁ」
ないとー「急がないと」

レオをエリナのもとへと連れて行く、ないとー、春風亭蒸龍、組長の3人の近くにハンター。
組長「あと150mくらい」
大人数でまとまると、ハンターに見つかるリスクも高くなる。
蒸龍「こっちの方向であってる!急ごう」
ないとー「うわ!ハンターだ!」
見つかったー
ハンターに見つかった3人の逃走者たち。レオを置き去りにして逃げる。
レオ「どうしたんだ!」
組長「うわーーー」
蒸龍「やばいやばい」
逃げ遅れたのは、春風亭蒸龍。
蒸龍「ちょっと待ってくれ!待ってくれ!おーい!」

春風亭蒸龍 確保 残り4人 残り時間11分45秒
笑点メンバーの落語家の逃走劇も、ここで閉幕だ。
蒸龍「蒸龍死すとも逃走者は死せず。この死は決して無駄ではない…ガハッ」

〜牢獄〜

匿名「あーーー!蒸龍師匠確保!残り4人」
一同「うわーーー!」
烏「応援してたのにー!」

ないとー「師匠捕まっちゃったかー」
組長「申し訳ないなー」

置き去りにされたレオを偶然発見したのは、悪球打ちの赤点だ。
悪球「この黒い布かぶってる人、絶対ドラキュラでしょ!」
レオ「何者だ」
悪球「娘さんのもとへ連れていきます。このへんにいますよ」
そこへ再びないとーたちが合流。

シドニー「レオさんのいる建物はどこ?」
レオが見つかったことを知らず、噴水広場でレオを探すシドニー。

悪球「あ!いた!」
エリナ「お父様!」
レオ「エリナ!良かった!その横にいるのは、王家の者ではないか!」
エリナ「話は後よ!」
アーサー「大丈夫です!私は人間とドラキュラの戦争を防ぎたい!」
組長「これからどうするの?」
突如、レオの胸元の石盤が光りだした。
レオ「これは!牢獄で拾ったもの」
アーサー「見せてください!文字が浮かび上がっています!」
ないとー「ミッションクリアのヒントじゃない!?」
アーサー「『太陽のごとく、回り続ける永遠の円のもと
     伝説の剣は眠る』これは、伝説の剣が封印されている場所か」
エリナ「聞いたことがあります。かつて人間とドラキュラの戦争を終わらせた伝説の剣は、素質を認めたものに自らが眠る場所を指し示すと!アーサー様、きっと貴方は伝説の剣に認められたのです!」
悪球「なんかすげぇ壮大な話になってない?」
アーサー「回り続ける永遠の円とは何のことだ!」
組長「確かにー」

ゲーム残り時間8分30秒 ハンター放出まで残り30秒。

〜牢獄〜
匿名「ハンター放出まで残り3分30秒!」
一同「やばーい!急いでー!」

ないとー「回り続ける円。あ!分かったかもしれない!風車じゃない!?」
悪球「あー確かに」
組長「風があれば、風車は永遠に回るからなー(摩擦や経年劣化等は考慮しない)」
ないとー「風車です!いきましょう!」
エリナ「私はここでお父様と待ってます!」
アーサー「すまないが、私はこの街にあまり詳しくない。風車まで連れて行ってくれ」
組長「いきましょう!」
悪球「王子なんだから1人で行けよー!頼りないなー」

♫メールだ
ないとー「メールきた」
組長「『通達:ハンター放出阻止のためには、アーサーを伝説の剣のもとへ連れて行き、ドラキュラと人間の戦争を止める必要がある。急ぎたまえ!』」
悪球「やってきたことが正しかったんだ!」

シドニー「ん?このメールは何の話デス?今回だけはー、ま、いっか。レオさーん!どこにいマスー?」
噴水広場でレオを探すシドニーに、ハンターが接近。
シドニー「あ、ハンターいマシタ!」
ハンターの接近に気づき、逃げる。
しかし、シドニーが逃げた路地に別のハンター。
シドニー「OMG!」
見つかったー
シドニー「Ahー!!Ahー!!」

〜牢獄〜
匿名「シドニーさんが追いかけられてる!」
鉄壁 「逃げてーー!!(号泣)」
なっちゃん「なんで泣いてるの?」

シドニー「無理デスー☆」

シドニー 確保 残り3人 ゲーム残り時間6分30秒
ミッションに出遅れたことが、運の尽きだ。
シドニー「That was really unexpected!He's so fast!Ahー悔しいデス」


悪球「シドニーさん確保 残るはないとー、組長、悪球打ちの赤点」
ないとー「あれ?シドニーさん、どこにいた?」

ゲーム残り時間6分 ハンター放出まで1分を切った。

組長「3人で行ってると時間かかるなー」
悪球「そろそろ疲れてきた」
ないとー「分かった!じゃあ、俺が代表してアーサーを連れていくわ!アーサーさん、スピード上げて!」
アーサー「承知した!」
体力が残っているないとーに、ミッションが託された。

悪球「すげー!さすが現役アスリートだ!無尽蔵な体力してやがるぜ!」

ハンター放出まで、あと30秒

ないとー「急がなきゃ!アーサー、もっと早く走れ!全力だせ!」
風車まであと100m!間に合うか!

ゲーム終了まで残り5分30秒 残り3人


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