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性転換手術なしで、性別変更が認められたことについて

このニュースを参考にした。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240710/k10014507081000.html

え?犯罪起こってもしらねーよ?

今回この件が認められた背景として、「性転換にあたって、望まない手術(生殖器関連)を受けさせるのは違憲」という判断が広島高裁で出されたことが挙げられる。
さらに訴えを出していた当事者が、女性ホルモン投与により女性のような見た目であったこともあり、長期的に見れば女性として生活するために必要な条件を満たされていると判断された。

しかし、この判断はまだ時期尚早だと考える。生殖器除去がなく、戸籍上の性が女性になった場合の混乱をなくすための法律がまだ確立されていないからである。どう考えても公衆浴場などで混乱が起こる。また、女装してまで女湯に忍び込み捕まる男もいるため、今回の決定は彼らを合法的な犯罪行為へと後押しすることになる(逮捕覚悟で犯罪するようなやつは、この先の人生のことなんて全く考えていない馬鹿だから、犯罪のために性転換するだろ絶対!)また最近、公衆浴場のサウナで同性同士でXXして公衆浴場が閉店に追い込まれたニュースもあった。そういう混乱にもさらに拍車がかかる。
こういう問題が多発すると、大多数の女性から「女性の尊厳が踏みにじられている」と苦情が入る。だから、先に生殖器除去がなく、戸籍上の性が女性になった場合の混乱をなくすための法律(例えば、露出が高くなる施設(プールや公衆浴場など)の利用禁止など)を確立する必要があると思う。

なんで性転換手術したくないの?

現在の性別変更の条件(手術あり)は以下の通り
①18歳以上(生殖器の発達を考慮すると、納得)
②当事者に未成年の子供がいない(なんで?)
➂当事者に結婚相手がいない(なんで?)
④生殖機能がない
⑤変更後の性別に似た外観
手術なしで性転換が認められたのは、当事者が女性ホルモン投与により女性のような見た目であったからとあるが、この当事者はなぜ生殖腺除去の手術を拒んだのか理解できない。②➂の条件より、今から子孫を残すのは無理だから、本気で性転換したいなら手術しちゃえばいいじゃんと思った。女性ホルモン投与はするのに、生殖機能をなくす手術は無理という、どっちつかずな感じに少し憤りを覚えた。
望まない手術は違憲だという考え方は、命に関わる病気でやむをえず避妊手術などを受けなければいけない人もいる中で、少し甘いと感じた。性転換手術は、先の項目で述べたような犯罪や混乱を起こさないようにするための、最低限の義務であると思った。社会的マイノリティは認められるべきだが、社会的マイノリティも自らが社会的に認められるために果たす義務があるのではないか。そして今回の決定で、性別という概念が中途半端になってしまうのもよくないのではないかと思う。


こっちの方が違憲じゃない?

話は、前の項目で述べた性転換の条件のことに遡る。②➂の条件の方がよっぽど違憲じゃない?性別変更したい人は、性転換の権利と結婚生活の権利を二者択一で選ばなければいけないのか。そして、離婚はしたけど未成年の子供はいるという、りゅうちぇるみたいな状況の人(今回の当事者もそういう人だったのかな?)は性転換できないのか。いろいろとツッコミどころがある。
筆者自信も、性別変更と結婚・子育てのどちらを選択すれば良いか長らく悩んできた。だからこそ、④の条件よりも②➂の条件の方が違憲に感じられるし、性的マイノリティの差別だと思う。

確かに、結婚OK子育てOKの状態で性転換が認められると、女性2人(母親と元父親)が子育てをすることになり、幼稚園や学校などで混乱は起こるかもしれない。しかしその混乱は法を犯していないし、誰にも迷惑をかけないものだと思う。
性別変更において、仮に性転換手術が強制された状態でも、親になって子育てができる(②➂は認められる)方法はいくつかあると思う。例えば、性転換手術前に子供をつくったり、精子および卵子の凍結を行ったりすることだ。だから、性転換手術・性別変更により親になる権利を剥奪される必要はないと思う。


結論:最高裁もっとちゃんと考えて?

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