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anon future magazine

未来を複数化するメディア〈anon press〉のマガジン。SFの周縁を拡張するような小説、未来に関するリサーチ、論考、座談会等のテキストを配信していきます。更新頻度は月4回程度…
〈anon press〉ではビジネスとフィクションを接続することを目指し、SF作家・文筆家・エンジ…
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#哲学

ニック・ランド、ホワイト健訳「ハイパーウイルス」

◆作品紹介  超現代性が記号の支配下に置くものは――それが何であれ、ポストモダニティはウイルスでもって破壊する。文化が部分的な=(自律的な生殖システムを欠く)機械へと移行するにつれ、記号論は感染症的技術に沈んでゆく。  001010101101110010110101010100110010001000101010111010000101011001010010100011001001110010001000000000100111111000100100101010101

ニック・ランド、ホワイト健訳「サイバーゴシック」

◆原文紹介  未来はおまえの魂を盗んでナノテクの内裏に蒸発させようとしている。

長谷川愛・江永泉・青山新 座談会「未来の友達」

クィアスタディーズとスペキュラティヴデザイン、オルタナティヴのための理論と実践青山:今日は「未来の友達」をテーマに、スピーカーの長谷川愛さんと江永泉さんと話しつつ考えを深めていきたいと思います。  昨今、テクノロジーや社会通念の変化によって「自己」や「家族」といった概念が拡張されつつあります。例えば、性自認の問題は自己をいかに定義するかの問い直しであると同時に、同性婚の法制化を巡る議論に代表されるような、家族のかたちの問い直しでもあります。他にも、微生物を含む「超個体」とし