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anon future magazine

未来を複数化するメディア〈anon press〉のマガジン。SFの周縁を拡張するような小説、未来に関するリサーチ、論考、座談会等のテキストを配信していきます。更新頻度は月4回程度…
〈anon press〉ではビジネスとフィクションを接続することを目指し、SF作家・文筆家・エンジ…
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2023年9月の記事一覧

anon records, coming soon.

紅坂紫「冫」

平大典「【対東京《バーサス・トーキョー》】Versus Tokyo」(9)最終回

   Ⅸ   集合地点である新宿区の北側にある戸田ビル四〇階の公園広場には、零時過ぎに到着した。

惑星ソラリスのラストの、びしょびしょの実家でびしょびしょの父親と抱き合うびしょびしょの主人公『たまたま座ったところに“すべて”があり、それが直腸に入ってしまった。』

まずは何もいわずにこちらの出版記念インタビューをお読みください。 さて、〈anon press〉から電子書籍第四弾となる、惑星ソラリスのラストの、びしょびしょの実家でびしょびしょの父親と抱き合うびしょびしょの主人公『たまたま座ったところに“すべて”があり、それが直腸に入ってしまった。』が発売されました。 ◆収録作品 ネット小説界に突如あらわれ数作の短編作品を発表し、その奇抜な作風からプロアマ問わず変なもの好き新しいもの好きのあいだで大きな話題となった新鋭SF作家「惑星ソ

平大典「【対東京《バーサス・トーキョー》】Versus Tokyo」(8)

   Ⅷ  負け犬の日々は終わった。  一年が経過すると、もうすべてが変化してしまった。  俺は確信している。神たる東京に俺は愛されているのだ。  東京にとって最高の東京少年。  羽田空港大一番の翌週、俺が書いた裏通りの悪童たちに関するルポタージュが第二圏極東文化賞の候補作品に選ばれた。一か月後には受賞決定、俺は新帝国ホテルで開催された授賞式で駄文を読んだ。その日の夜、葉霊と別れた。  東京の宵に参加する前の俺は、路傍の糞。太っちょ斉天大聖を殺すと改善、血生臭い薬売りを殺し

玖馬巌「フェノティピック・プラスティシティ」

◆作品紹介

樋口恭介「極光」(3)

よくある質問「よいこのanon press award 2023」

 「よいこのanon press award 2023」について、よくある質問などを下記にまとめました。要綱などをお読みいただいてから、ご確認ください。 【高校生で15歳以下ですが、応募できますか】 可能です。申し込み時点で、15歳であれば申し込み可能です。年齢確認などにご協力いただく場合もございます。ご了承ください。 【申し込み時点で16歳ですが、応募できますか】 今回の賞は対象外です。既存の文芸コンテストなどに申し込みください。 また、anon pressでは掲載作品

作品のつくりかた「よいこのanon press award 2023」(よいこのアノンプレスアワード2023)

 作品のつくりかたやアイディアを、まとめてみました。 【やってほしいこと】 ・もうしこむときは、お母さん/お父さんにおねがいをしましょう。 ・みのまわりにあることで、未来の技術でべんりになることをかんがえてみよう。 ・かんがえたアイディアをまわりのひとのそうだんしてみよう。 ・このページでしょうかいしている作品をみてみよう。 ・1000〜3000文字くらいをもくひょうにかいてみよう。 ・みらいのぎじゅつとそれをつかう人たちに、どういうことがおこるかをそうぞうしよう。 ・起承

U-15 SF作品コンテスト「よいこのanon press award 2023」募集!

【応募は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました!】 【現在、審査中です。スケジュールの一部を変更しました(2023/6/2)】  未来が押し寄せています。  人工知能やスマートフォン、外宇宙探査、バイオニクス、ロボット、マイクロマシン、自動運転車両、空飛ぶクルマ、遺伝子編集微生物、かつて人類が想像した未来は実現され、どんどんみなさんの生活を豊かにしています。  でも、もっと先があります。  みんな(あるいは、みんなよりもっと未来の人)がいきる新しい世界をイ