貴方はアメリカを信じますか？／ドナルド・トランプで物語を考えてみた！

貴方はアメリカを信じますか？

かつて街角では「貴方は神を信じますか？」という勧誘を多く見かけました。
神が本当にいるかどうかは別にして、私自身返答に困ってことを覚えています。
「神を信じない」というと、何か後ろめたい気分になったからです。

そして、アメリカの現大統領であるドラルド・トランプ氏は神ではありませんが、
しかし、持っているその権力の強大さから、信じざるを得ない存在なのでしょうか？。　さらに、アメリカそのものを信じ続けることができるのでしょうか？

今年１１月の大統領選挙で再選されるのか、
どのような選挙戦になるのか、今だに予想できません。
そこで、４年前にヒラリー・クリントン氏との選挙戦に逆転勝利した
「物語」を振り返ってみることで、再選の戦略を考えてみたいと思います。

仮想敵の法則とは？

もうお気付きの方もおられるかもしませんが、
トランプ氏は「仮想敵の法則」をその戦略として使ったと思われます。
彼の支持母体である白人労働者の心を掌握するために、
雇用を奪う不法移民やテロで社会不安を引き起こしているイスラム教徒を
アメリカ国民の仮想敵としたのです。

そして現在、新型コロナウィルスの感染者数が世界一となり
さらに人種差別問題でリーダーとしての資質を問われているトランプ氏が
次なる仮想敵として選んだのは中国であると言えます。

もちろん建前上、アメリカ第一主義の国益に沿った言動ではありますが、
最終的には大統領選に勝利するための戦略となっているのでは？と推測します。

そして、アメリカ国民が次に誰を信頼できる大統領として選ぶのか？
日本人としても大変気になります。