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”あの風”企画が、岡野大嗣さんにレッスン講師を依頼した理由。

皆さまこんにちは!
2020年も昨日から6月に突入していたということで、時の早さに動揺を隠せないyukkoですが、皆さまは体調お変わりないでしょうか?

さて、”あの風”プロジェクトもスタートから2週間が経ちました!
賛同してくださる仲間がひとりまたひとりと増え、レッスンに先立ち”サバイバー短歌”チャレンジもスタートし、盛り上がっております。

早速投稿してくださった皆さんの短歌を目にしては、あるある〜!と頷いたり、クスッと笑ったり。
不意にあの日の自分と対面したような不思議な気持ちになったりと。。
すでにわたしの中の”あの日の風”をたくさん感じている、そんな2週間です。

さてさて、
日曜日の記事でもチラッとお伝えしたのですが、皆さんお待ちかねのオンライン短歌レッスンの講師が決定しました〜!!

講師のご紹介の前に、もういちど今回の企画の趣旨についてお話しできたらと思います。

今回の企画に込めた想いとは、なんと言っても
「サバイバーにとってかけがえのない1冊の短歌集をつくる!」ということです。

作り手として参加いただいたサバイバーの皆さんが、
自身の歩んできた道をしみじみと振り返ったり、
読み手となるサバイバーの皆さんが、
”お守り”のようにこの本をベッドサイドに置いて、1日の終わりに心や体を落ち着かせたり、
コロナやがん以外の闘病生活で不安を抱える皆さんが、
この本を読むことで励ましを得たり。。
そんな唯一無二の1冊を、参加者の皆さんと作れたら最高だと思ったのです。

皆さんには、
本に載せる短歌を作っていただきます。
しかし、短歌に馴染みのない方もたくさんいらっしゃることと存じます。
(それでも思い切って参加を決めてくださった方々には頭が上がりません!)

短歌は、オンラインレッスンを通じて1ヶ月ほどかけて作っていきますが、
皆さんがより奥深い短歌を作るためには、
”同じ世代”の、
”今支持されている”歌人さん
”直接教えていただく”ことが何よりも必要だと感じたのです。

わたしが出会って、この企画を思いついたきっかけとなった1冊の短歌集があります。
安福望さんの「食器と食パンとペン」です。

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優しいイラストに溢れた、この本の表紙は

「ハムレタスサンドは床に落ちパンとレタスとハムとパンに分かれた 」

というひとつの短歌の世界観をイラストにしたものです。

そして、この「ハムレタスサンド」の短歌を読んだのが
岡野大嗣さんです。


この本をきっかけに岡野さんの世界観に惹かれたわたしは
昨年刊行された「たやすみなさい」を早速購入し、
もちろんその本もわたしのお気に入りの一冊となりました。

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岡野さんの「たやすみなさい」は、短歌集としては異例の7,000部を超え今話題となっています。
また、谷川俊太郎さんとの共著「今日は誰にも愛されたかった」も話題で、こちらも重版されています。

今回のレッスン講師を探すにあたり、まず岡野さんが頭に浮かんだのは言うまでもありません。

とはいえ、縁もゆかりもない雲の上の存在のような方だったので
”あの風”企画の趣旨と、サバイバーとしての想いを、
Twitterに載っていた岡野さんのアドレスに思い切って送ってみました。
すると数日後、「素敵な企画ですね」と言うメッセージとともに
講師の快諾をいただいたのです✨

実際お話しして知ったのですが、
なんと岡野さんは「がんサバイバー」という言葉をすでにご存知で!
身近に、サバイバー支援につながる活動をされている方がいらっしゃるとのことでした。

岡野さんのプロフィールと皆さんにメッセージをいただいたのでご紹介します!

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<プロフィール>
岡野大嗣(おかのだいじ)1980年、大阪府生まれ。
2014年に第一歌集『サイレンと犀』、2019年に第二歌集『たやすみなさい』(いずれも書肆侃侃房)を刊行。
共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、『今日は誰にも愛されたかった』(いずれもナナロク社)がある。 

<参加者の皆さんへのメッセージ>
忘れたくない光景や心の動きを、31文字の「うた」に収めてみませんか。
短歌を読む楽しみと創作のヒントを、実例とエピソードを交えてお伝えします。

<参考:岡野さんの紹介記事>


そんなこんなで、
お忙しい中”あの風”企画に参加してださる今大注目の歌人さん、岡野さんのレッスンを受ければ、皆さんもきっと珠玉の一首が出来上がるはずです!

自身の成長を記すため、
家族や子供にメッセージを伝えるため、
お世話になった周りの方に感謝を伝えるため、
他のサバイバーにエールを送るため、
皆さんの色々な想いを、
ぜひ岡野さんのレッスンを通じてひとつの歌に表現してみてください。

そして、最高の1冊を作りましょう✨

また、”あの風”企画は現在20名以上の参加者が集まっていますが
1冊の本をつくるためにはもう少し作り手を増やさなければなりません。
あと10人以上集めることができたら、と考えていますので
ぜひ皆さんのお力をお貸しください!
レッスンの始まる6月下旬まで、ご興味あるお友達などお誘いいただけたら幸いです!

そうぞよろしくお願いいたします✨

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