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翻訳支援ツール・・・

業界の方以外の人はピンとこないですよね。
 
翻訳業界では当たり前になっているツール。
その中でもTRADOSというツールがあります。
 
マニュアルVer1、2・・・と続いた場合、文章の7割ほどが前回のものと同じということがあります。
このツールは、過去の原文(翻訳の元原稿)と現在の原文と比較して、40%、70%、100%マッチしていますということで、過去の訳文を引っ張ってきます。
そのプロジェクト専用の辞書を作って、翻訳中に辞書が自動的に表示させることもできます。
 
訳文を再現、流用がしやすくてよいことばかりようです。
 
ん・・・、実はそうでもないんです。
 
Ver1、Ver2、Ver3をそれぞれ異なる人/翻訳会社が翻訳したり、蓄積された翻訳に不統一/誤りなどエラーがあると厄介なんです。
それをツールが流用しますので、品質を気にしない方はエラーをそのまま流用してしまうこともあります。結果、エラーや読みづらい訳文の蓄積となります。
 
TRADOSは、翻訳会社や翻訳者でなくても購入できますが、訳文や用語、表記ルールなどの管理が厄介です。
 
やはり、信頼できる専門業者に任せるのが一番です!

私は元々英語がとっても苦手でしたが、英会話講師を経て翻訳会社を経営するまでになりました。可能性を追求する人が一人でも増えればと思っています。