見出し画像

10月無口な君を忘れる。ってことはまだ出来そうにない話

久しぶりにnoteを書こうと思う。

この空いた期間何をしていたかと言うと、恋愛だ。
そしてそれが最近終わった。

自分の中の付き合ってから別れるまでの最速記録を更新した。こんな記録いらないんだけどな。

その元カノとの出会いは7月、アプリで知り合った。
電車を使って1時間弱かかるところに彼女は住んでいた。所謂ちょっとした遠距離になるのだろうか。

出会って数回、あっという間に好きになってしまった。
彼女の天真爛漫さと自由なところ、それでいて他人を思いやって行動するところ。そんなところにすぐに惹かれた。

出会って二回目のデート、2人でほろ酔いになりながらコンビニでアイスを買って、手を繋いで街中を自由に駆け回ったのが懐かしい。今では嘘かのように思えるほど楽しかった。

出会って5回目ほどでバスを使って旅行に出かけた。泊まりありの旅行だ。
自分の中ではここで決まらなかったらもう付き合うとかじゃないんだろうなと思って、意を決して告白をした。

彼女は優しく頷いてくれた。このデートで自分の気持ちを確認しようと思ったけど、今日会った瞬間にやっぱり好きだなと思った。と言われて本当に嬉しかった。

それから付き合い始めて、彼女は時折葛藤しているような話をするようになった。
恋人同士がする営みを自分はそこまでしたいとは思わない、とか、自分は自由でいたいから放って置かれるぐらいがいいんだろうけど、自分をいちばん好きでいてくれるような人じゃないとパートナーとしては違うのかな、自分の中の好きって感情が難しいなと思う。などの話をされた。

今思えばその時から別れることを想像し始めていたんだと思う。自分はその時は彼女から愛されてる実感があったからそこまで気にも止めていなかったけど、本当はその時にもっと向き合った方が良かったのかもしれない。その時にもっと自分のしたいことを伝えられてたら良かったかもしれない。

ある日を境に彼女がすごく冷たくなった。外でのスキンシップも拒まれ、2人きりでいる時もくっつくことを拒まれる。

彼女は「気分じゃないから」とだけいつも話していて、付き合う前から彼女が言っていた、自分は冷たいしすごく気分屋なところがあると言っていたことがどんどん目に見えてきた。
自分はむしろ素を出してくれてると思って嬉しかったし、本当は変わらず恋人らしくいたかったけど、それでも彼女のすきにさせてあげたいと思って何も言わなかった。

そしてその冷たさは日に日にどんどん悪化していった。自分なりに相手のことを思って沢山のものを与えたけど、それでも彼女はますます冷たくなるばかりだった。
LINEの返事も数日経ってからしか返ってこないのは当たり前。特にこちらが好きという感情を乗せたメッセージには一際反応が悪かった。
ついにさすがの自分も耐えきれなくなり、「忙しいだけなのかもしれないけど、やっぱりここまで素っ気ないのは寂しいし不安になる」と伝えた。

彼女はすぐに謝ってくれたけど、ちゃんと話したいと思い、電話をしようと約束をした。
しかし、約束の時間をすぎても一向に電話に出ない。結局電話ができたのは翌日の朝だ。

1番聞きたくない、聞くのが怖いことを先に聞いた。
「俺に対して気持ちに変化がある?」
そうすると彼女は、彼氏って感じでは無いのかなって話から始まり、どうしても自分のことを優先できない、付き合う前の時が楽しかった、恋愛感情はもう無い、などと今自分が聞きたくないこと、聞くことを避けていたことをどんどん伝えてきた。

出会い方的にも友達っていうのも違うのかな。と言われてもうどうにもならないんだとその時ハッキリ認識した。
もっと自分が何かを変えられてたら良かったのかな、と話すと彼女は今の君でいい。君は何も悪くないし本当にいい人。ただ私が特殊すぎて合わなかっただけ。と話した。

なにか自分に非があったならそれを改善して次の恋愛に活かそうということも出来なかった。彼女はただ今の関係が違うなということだけを伝えてきた。

自分がもっと色々なことに興味を持って、彼女に素っ気ないぐらいの態度を持つ人なら上手くいってたのかな。

自分がもっと先に付き合ってどうしたいのかを主張して行くべきだったのかな。気づけば彼女の顔色ばかり伺って自分のことは全部我慢していた。

もっと振り回されるだけではなくて、自分も振り回すぐらいの強い男だったらこうはなっていなかったのかな。

などと、考えても仕方の無いことを考えて毎日泣いている。
会社の人に慰めてもらったり、飲みに連れて行ってもらっても、一人きりの部屋に戻って眠り、朝起きると孤独とやり場の無い気持ちに苦しめられる。

周りの人からは、「合わなかったんだよ、早めに別れたのも逆に良かったんじゃないかな。どうしてもお前が我慢して辛い思いしかしてなかったと思うし。」などと言われる。確かにそれは理解出来るけど、でもやっぱりどうしようもなくまだ好きなんだ。

仮に復縁出来たとしても、相手自身が変わらないと状況も上手くいかないま間というのもわかっている。それでも、何事も無かったかのようにもう一度連絡して欲しい。話をしたい気持ちでいっぱいだ。

別れたその日から、無理にでも前を向くようにマッチングアプリをまたインストールして何人かの人と話してみたけど、それでもやはり忘れられなくて、虚しさばかりが込み上げてきたので、また消した。

相手が仕事の状況とか、考え方が変わらないとたぶんもう連絡が来ることも無いかもしれない。もしかしたら一生会うこともないのかもしれない。それでもやはりそれを期待してしまう。

時間が経てば気持ちも落ち着いていくのかもしれない。周りから見たらこの気持ちはただの執着なだけかもしれない。それでも今はまだこの気持ちを捨てることは出来ない。

付き合った時間は短かったし、なんなら出会ってからも4ヶ月ぐらいの仲だっただけど、自分にとっては本当に特別な存在だ。

もう少しこの気持ちと向き合って、整理していこうと思う。

本当にありがとう。この辛さは知りたくはなかったけど、学ぶことも本当に多い恋愛だった。
君は自分に何もあげることが出来なかったと言っていたけど、自分はたくさんのことをあなたのおかげで得ることが出来ました。

最後になるが、前から聴いていた曲に「10月無口な君を忘れる」という曲がある。今まで好きな曲の歌詞と自分の状況を照らし合わせて聴くことはよくあったけど、その中でもここまでそのままな歌があるのかと笑えてくる。
この歌詞の子はタイトル通り相手を忘れることが出来たのか。自分は、まだそれは出来そうにない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?