続 季節外れのアブラムシを見て考えた
さて、今日もアブラムシの話ですが、よろしくお付き合いください。(^^)
さて、アブラムシの発生原因については、以下の3点がよくいわれています。
1「暑くも寒くもない気候」
アブラムシは極端な寒さや暑さに弱いため、最も活発に活動する時期は4~6月と9~10月の気候の穏やかな時期です。特に春先には大量発生します。2「植物の株間が狭く風通しが悪い」
アブラムシは光を苦手とするため直射日光を嫌います。発生を防ぐには風通しをよくし、まんべんなく日が当たるようにすることが大切です。
3「窒素分の多い肥料の与えすぎ」
窒素分の多い肥料を与えすぎると葉で合成されるアミノ酸が多くなりすぎてしまい、アミノ酸を好物とするアブラムシが寄ってきます。
うんうん。1については季節外れに暖かいこの気候が原因だよな。まだ2月なのに4~5月並みの気温だもん。2についても不織布のトンネルの中だったから、日光は当たってたけど風通しが悪かったんだろうな。これもまあ、しょうがないかな。
でもね。解せないのが3の「窒素分の多い肥料の与えすぎ」なんですよ。私はほとんど畑に肥料を入れていません。入れているのは、ほぼ以下の堆肥のみなんですよね。
・牛糞堆肥
・バーク堆肥
・自家製草堆肥
・自家製落ち葉堆肥
・自家製生ゴミもみ殻堆肥
これらの堆肥はいずれも窒素・リン・カリの三大栄養素の含有率は低くて、肥料というよりは土質改善資材なんです。
でもね、よくよく振り返ってみると、この畑で作った作物はどれもかなり大きく育ちます。例えば夏野菜のオクラは実ができた当初からどれもデッカイし、実は今年の白菜は成長に耐えきれずに破裂したものもいくつかあったんですよね。この症状はどう考えてみても窒素過多でしょ。^^;
で、窒素過多の原因として私が思い当たるところと言えば米ぬかです。米ぬか自体の窒素含有量はそう多くないとはいえ、何だかんだ言って各種自家製堆肥を作るのに結構な量を使っていますし、そうして作った堆肥を畑に大量投入していますからねえ。積もり積もって知らないうちに窒素過多になったのかな。(^^;)
というわけで、どうやらアブラムシを畑に呼び込んだ犯人は私です。
今回はアブラムシに土壌の状態を教えてもらったというわけですね。反省します。
塵も積もればアブラムシ。www
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしです。
この記事が参加している募集
サポートしていただけるとうれしいです。いただいたサポートはよりよい記事を書くために使わせていただきます!