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シオンの花にミツバチが来ています

 前回に続いてハチのお話。畑の隅に咲いているシオンの花にミツバチが来ています。
 みなさんご存知のように、日本には「ニホンミツバチ」と「セイヨウミツバチ」の二種類のミツバチがいます。こちらは小さくて黒っぽいので、たぶんニホンミツバチでしょうか。かわいいですね。(^^)

 蜂は大きく分けると腰がくびれていない原始的な姿の「広腰亜目」(こうようあもく)と、より発達して腰がくびれて細くなっている「細腰亜目」(さいようあもく)に分けられます。広腰亜目はハバチやキバチなどで、細腰亜目はシュッとスマートな印象のアシナガバチやスズメバチですね。で、見た目がズングリムックリしているマルハナバチも実はこちらの仲間です。w

 さて、このうち毒針で人間を刺すのは「細腰亜目」だけです。広腰亜目の蜂は卵管のまま進化していないので毒針を持ちません。さらに蜂の針は働き蜂のメスの卵管が変化したものなので、そもそもオスには毒針がなく、メスしか刺せないのですね。

 ちなみに「ミツバチは刺さないんじゃないの?」と誤解しておられる方が私の周りにも大勢いらっしゃいますが、ミツバチは画像の通り細腰亜目ですのでもちろん刺します。(^^;)
 また、「蜂は一度刺すと毒針を失うので死んでしまう」という説がありますが、これは毒針に「返し」の付いているミツバチのみに限ったお話で、他の種類の蜂はそうではなく、何度でも刺すことができるんです。

 いずれにしても、蜂が人を攻撃するのは人間の方から手を出したり、誤って巣に近づいたりした場合だけですので、お気をつけを。(^^)


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