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あなたはベニバナセンブリ?それともハナハマセンブリ?どっちなんだーい?

 先日、とあるコンビニで買い物をしようとクルマを停めたら、脇の芝生の中にものすごく小さなピンクの花を見つけました。
 例によってスマホのカメラに収めてGoogleレンズで調べてみたら、ベニバナセンブリとハナハマセンブリの両方が出てきたんですよね。

芝生の中にこんな感じでひっそりと小さなピンクの花が咲いていました。

 ベニバナセンブリとハナハマセンブリは見た目がほぼそっくりで、とにかく識別が難しいということで有名らしい。
 両者の最も大きな違いは「根生葉がロゼットを形成しているかどうか」なんだそうです。
 ベニバナセンブリは二年草で、根生葉が長くて大きいのでよく目立ち、この花が咲いている付近には来年咲く根生葉がいくつものロゼットを形成しているのが確認できるそうな。
 で、一方のハナハマセンブリは夏型一年草で、根生葉はあるがその多くは花の時期にはその多くが枯れかけていて、ロゼットは作らないらしい。

というわけで根元の写真ですが、これはロゼットなのか?そうじゃないのか?よくわかりません。

 で、帰宅してからいろいろ調べていたらこんなHPを発見しました。

 こんなに詳細なHPがあるってことは、よほどこの両者の判別が難しいということですよね。で、ここの情報を熟読して、私としてはこの花はどうやらハナハマセンブリだろうと当たりをつけたのですが、如何でしょうか?

花径9~11mm。花のピンク色がやや濃くて、花冠裂片がシュッと細くて 中心の白が目立つ。
花冠裂片(花の部分)と花筒(花のついている筒の部分)の比は、1:1.3~1.5と花の方が短い。


ハナハマセンブリメモ(*=ベニバナセンブリと比較して

  • ヨーロッパ原産の帰化植物

  • 3月に発芽する一年草

  • ロゼットはない

  • 花期は6-9月頃

  • 雄蕊は5本、雌蕊は1本で花冠から突き出している

  • 花弁の中央の白がくっきりしている(*

  • ピンクの色が濃い(*

  • 花冠烈片は細い(*

  • 花弁は5枚だが、6枚になっているものもある

  • つぼみはほっそりしている(*

  • 花は集散花序をなす

  • 直径9~11mmと小さい(*

  • 夕方になると花を閉じ、翌朝また開く

  • 雨の時は花が開かない

  • 針形の葉は十字対生し幅広で外側に反る

  • 葉はやや薄い緑で、波打たない(*

  • 茎は4稜で、中空

  • 上部の枝分かれが多い


 というわけで、ひとまずこれはハナハマセンブリということで。
 いや、こういうの楽しい。^^;


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