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畑周辺の春の野草 オオイヌノフグリ

 3月も中盤となると畑の回りの草むらでも春の野草が一斉に花盛りを迎えます。もうね、完全にお花畑状態。www
 今回はそんな春の野草の代表格オオイヌノフグリを撮ってみました。

私はこの花を見るといよいよ春が来た!と感じるんですよね。
この花は別名「星の瞳」とも呼ばれるそうですが、そっちの名前の方がいい気がします。

 オオイヌノフグリの命名は世界的植物学者・牧野富太郎先生。
 先生は生涯で約40万もの植物標本を収集し、国内の植物約8,000種類のうち新種や新品種など1,500種類以上を命名しておられますが、「ハキダメギク」とか「ワルナスビ」とか彼のネーミングセンスはいろんな意味ですごいんです。w
 なんだけど、オオイヌノフグリ(Veronica persica)は明治の初めに日本に入ってきた帰化植物。1887(明治20年)に東京お茶の水に植物採集に出かけた牧野富太郎先生がこの花が土手一面に咲いているのを見つけ、これを欧州原産の Veronica persica であると同定して、これまでに知られていたイヌノフグリの近縁種で全体に大型であることからオオイヌノフグリと命名されたそうです。
 ですから、この不名誉な名前は厳密にいうと彼が最初につけたというわけではなさそうです。(^^)


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