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ヤバいかも!と思って、とりあえずぼかし肥料を作ってみた話

 普段、私は畑に土作りのための自作の堆肥ばかり入れていて、いわゆる「肥料」というものをほとんど使わないで作物を育てています。
 そんな畑に、山の落ち葉や雑木、野菜残渣などの生の有機物を結構な量入れたのは、昨年初冬にかけてのこと。

 そしたら!案の定、この春は土の様子がかなり変わってしまいました。w一言で言うなら、いろんな作物の生育がイマイチ芳しくないんですよねえ。
 あのとき、こうなるんじゃないかと薄々予想していたのに、面白がってやったりするからこうなったんです。

 土中では何が起きてるんだろ?炭素率の高い有機物が微生物に分解される過程で、土中の窒素分を大量に消費する窒素飢餓が起きているのかも知れませんし、油脂やクロロフィルなどの化学物質が作物の育成に悪い影響を与えている可能性もあります。

 ま、未熟な有機物はいろいろと厄介なことを引き起こすんです。

やはり生ものはたくさん畑に入れちゃダメです。この図にも危険って書いてある。w

 有機物を畑にすき込むなら、発酵の過程をちゃんと踏んで、完熟させないまでも、せめてボカシの状態にしてからじゃないと百害あって一利なし。
 ひょっとすると、この影響はかなり長引くんじゃないかな?という悪い予感しかしません。^^;
 ここで肥料食いなサトイモや夏野菜をまともに育てたいのならば、先ずは多少の肥料っ気を補わなきゃなりませんね。肥料は使わないなどと言ってる場合じゃないというわけで、久しぶりに土嚢袋でぼかし肥料を作って応急処置をしてみることにしました。

 今回のぼかし肥料の主な材料は、次の通り。
 ・無料でもらってきた米ぬか
 ・使いさしの鶏糞堆肥(乾燥させただけ?の一袋100円ちょっとのヤツ)
 ・コーヒーかす
 ・倉庫に眠っていた古い有機肥料
 ・虫が湧いて捨てられていた骨粉入り油かす
 ・袋に余っていた種まき培養土

 つまり、全てそこらにあった余り物ですけど、まあよさげなもの全部入りなわけですね。w

分量は全て適当。それらを手でよく混ぜて
途中でもう少し米ぬかを足したりしながら、また混ぜて
最後に種まき培養土を適量加えて、また混ぜて
全てを混ぜ終わったら、乳酸菌発酵した米のとぎ汁で少しずつ加水。
手でギュッと握って団子を作って
指でつついてほろりと崩れるくらいがちょうどいい水加減。
これをどんどん作って通気性のよい土嚢袋にそっと収めたら、このまま発酵を待つのみ。


 さあ、あとは仕上げをご覧じろ。(^^)
 なんだけど、乳酸菌は嫌気発酵だった。w
 ま、それでもなんとかなるでしょ。



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