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ハキダメギクを巡る状況

 我家の畑周辺で最近勢力を拡大している野草がハキダメギクです。とにかくあちこちで咲いているのを目にするんですよね。(^^)

 ハキダメギク(掃溜菊、学名:Galinsoga quadriradiata)は、北アメリカ原産のキク科コゴメギク属の一年生植物。道ばたや庭などに生える雑草として、現在では関東地方以西の各地に分布しています。

 この花の命名者はやっぱりというかもちろん牧野富太郎先生。東京・世田谷の掃き溜めで発見したからという、ものすごく安易な理由でこの名前を付けられました。よりにもよってそんなところで、しかも牧野富太郎先生に見つけられてしまったことが、不運だったというしかありません。
 ヌスビトハギ、ハエドクソウ、イボクサ、ヘクソカズラ、ワルナスビ、オオイヌノフグリ、そしてハキダメギク。かわいそうな名前の植物ランキングにはこの植物ももちろん入ります。w

 さてそんなハキダメギクですが、花は小さくて可憐。花径は5mm程度しかありませんが、よく観察するとこの花は小さな虫たちに大人気でして、とにかくいろんな方が集まっています。

小さなハムシやハエ、
ハナアブの仲間はもちろん、
なぜかショウリョウバッタの赤ちゃんや
ホソヘリカメムシまで来ています。
この花のおかげでカマキリの赤ちゃんや
シマサシガメも生きていけるのです。


 というわけで、
 ハキダメギクを巡る自然のサイクル
 なかなかうまい具合に循環していますね。

 このまま刈らずにそっとしておこう。(^^)


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