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あの大量の落ち葉を敷き詰めた畑の通路はどうなったんだろ?

 初冬の頃、大量の庭の落ち葉をあえて腐葉土にせず、そのまま畑の通路に敷き詰める実験をしました。

当時の作業中の様子はこんな感じ。詳しくは下の記事で。

 あれからほぼ半年がたちました。畑に生の有機物を結構な量入れたら、土の調子が悪くなったという記事をUPしたばかりですが、果たしてあの落ち葉たちはしっかり分解されているのでしょうか?早速検証してみましょう。

こちらは畑のメイン通路。たっぷり入れた落ち葉の上から被せた籾殻も踏み締められています。
スコップで少し掘ってみましたらカチコチですね。うわ。土が青いじゃありませんか。
.地面は固く、落ち葉も未分解。有機物に触れていた土が見事に青くなっています。

 これは好気性菌が有機物を分解しようとして土中の酸素が足りなくなっている証拠ですね。ましてやここは歩いて踏み固められたから空気中の酸素も取り込めず、酸欠状態によって土中の鉄分が還元されて土が青くなったというわけです。

私は通路に有機物を敷くことで、

 1.通路の防草
 2地面の締まり防止
 3保水・排水性の向上
 4分解された落ち葉による土質改善

などの効果が期待できるだろうと考えたんだけど、なるほどこうなっちゃうのか。難しいもんです。
 たぶん、最初の頃は多少効果があったのかも知れませんが、踏みしめられるとこうなるんですね。まあ、こうなったら草も生えないから、取り敢えず通路の防草だけには役立ってるということですね。^^

うーむ。下手の考え休むに似たり。www


 

 ちなみに、こちらは玉ねぎを収穫した畝の土。ここには秋にいろんな堆肥をたっぷり入れましたが、もう分解されていてほとんどその姿はありません。マルチングしておいたこともあって団粒構造がしっかり保たれて、さわるとホロホロ。根が地中深くまで入り込んでいます。


 健全な土はやっぱり美しい。


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