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ジョウカイボン見参

 朝、戸を開けたら濡れ縁の上を走るジョウカイボンに出会いました。
 ジョウカイボンはジョウカイボン科を代表する細長い黄褐色をした柔らかな甲虫。その姿からよくカミキリムシに間違えられるのですが、ジョウカイボンは肉食性でして、他の小型昆虫などを捕食します。カミキリムシよりもホタルに近い昆虫だそうです。

 ジョウカイボンは漢字で書くと「浄海坊」。読みがジョウカイボウからジョウカイボンに転じたのでしょうが、それにしてもへんてこな名前です。
 そもそも浄海坊は平清盛のことで、清盛が高熱を出して亡くなったことから、この昆虫に結びつけられたという話です。しかし、ジョウカイボンには毒性はなく、似た姿の昆虫であるカミキリモドキはその体液が皮膚につくと水ぶくれを起こすことがあるので、どうやらそちらと混同されたらしいというちょっと気の毒な濡れ衣エピソードを持っています。

猛スピードで走っているのを前に回り込んで止めたら、その場から飛んで行ってしまいました。


 いや、急いでるところを悪かったな。
 ぜひ、畑防衛軍に加わっていただきたい。
 飛行部隊の一員としてお迎えしますぞ。(^^)


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