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みあれ(神の出現)・宗像大社@宗像

約7千社ある宗像・厳島神社の総本社。
「大社」社号を持つ全国二十四社のうちの一つ。
2017年には世界文化遺産に登録され世界的に有名になった宗像大社。
宗像三女神を祀る宗像大社は、沖津宮・中津宮・辺津宮の総社として、多くの参拝者が訪れます。
特に御利益として交通安全が有名であるため、宗像大社のお札を車に載せている人を多く見かけます。

宗像大社(辺津宮)の本殿から鳥居へ、そしてその先に繋がる門前の道は、玄界灘へとつながり、その延長上に中津宮、沖津宮へと一直線に結ぶことができるそうです。

経路としては、
JR赤間駅、JR東郷駅それぞれから釣川を目印に神湊方面に向かい、県道69号(宗像玄海線)を神湊方面に釣川に沿って北上します。
大きな鳥居が目印で、鳥居の前には広い駐車場があります。

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駐車場に車を止めて、進むと直ぐに二の鳥居があり、手水舎で清めます。

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神門で一礼して境内へ。

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私が訪れた際には、工事中だったので本殿まで屋根が覆われていました。

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御本殿前にある神楽殿(?)だと思いますが、
全体的に厳島神社と同様の作りになっているのではないかと感じました。

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宗像大社・辺津宮 (へつぐう)
市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)(三女神)を主祭神としてお祀りしています。

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宗像大社(辺津宮)の本殿。
千木は外削ぎ、鰹木は5本 なぜでしょう??

本殿裏手に御分霊された第二宮、第三宮。
宗像三女神のうち長女神(沖ノ島)と次女神(大島)は、遥か玄界灘洋上に鎮座されており往古より総社である当地・辺津宮を第一宮と称し、その境内地に両宮の御分霊をお祀りしているそうです。

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第二宮(沖津宮の御分霊)
田心姫神(たごりひめのかみ)(長女神)

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第三宮(中津宮の御分霊)
湍津姫神(たぎつひめのかみ)(次女神)

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宗像大社で是非言って欲しい場所がここです。
それまではわざわざこんなところまで・・・って感じで、行く人も少なかったのですが、世界遺産になって整備され、多くの方がここを訪れるようになりました。
とても神聖な場所で、俗にいうパワースポットです。
少し小高い場所にあり、周りは木々に覆われ、マイナスイオン満載。
古代の祭場跡なので特別なものは何もありませんが、祭場前に立つと悠久の歴史というか古代の神々の息吹というか、肌身で感じるものがあります。
それが、高宮祭場です。

高宮祭場 (たかみやさいじょう)
本殿の奥手にある高宮は、市杵島姫神の降臨の地とされ、社殿がない古代祭場です。
月次祭にはお祭りがあり、10月3日には夜神楽(悠久舞)が舞われます。

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また、宗像大社には多くの神々がお祀りされています。

摂末社 (せつまつしゃ)
本殿の周辺には大小のお社が24社あり、121の神様が祀られています。

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出典:宗像大社HPより


御祭神
宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の神社の一つです。
御祭神は、天照大神の三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、宗像大社といいます。
天照大神と素戔嗚尊の間にお生まれになった三女神をお祀りしています。
・田心姫神 たごりひめのかみ
・湍津姫神 たぎつひめのかみ
・市杵島姫神 いちきしまひめのかみ

御由緒
宗像大社は皇祖天照大神の御子神である三柱の姫神をおまつりしています。
この三女神は田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神と申し上げ、沖ノ島の沖津宮には田心姫神。大島の中津宮には湍津姫神。ここ田島の辺津宮には、市杵島姫神がそれぞれおまつりされています。
この三宮を総称して、宗像大社と申します。
日本最古の歴史書といわれる「日本書紀」には天照大神の「永遠に皇室をお助けし皇室からも厚いお祭りをうけなさい」との神勅(天照大神のお言葉)により、三女神が、中国大陸や朝鮮半島に最も近く、外国との貿易や進んだ文化の受入窓口として、重要な位置にあるこの宗像の地に降りられ、おまつりされるようになったことが、記されています。
宗像大神は、またのお名前を「道主貴」と申し上げ、すべての道を司る最高最貴の神様であることが「日本書紀」に記されており、古来より海上交通、陸上交通の安全を守護する神様として信仰されてきました。現代では自動車交通の発達にともない交通安全の最高の守護神として、全国の人々から厚い崇敬を受けています。
※境内由緒書より。

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御朱印

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みあれ祭
御阿礼(みあれ)とは、神の出現の意味だそうです。
沖ノ島にある沖津宮と大島にある中津宮のご神体を、年に1 度本土にある辺津宮にお迎えし、三女神の新たなお力が生まれるお祭りです。
海上神幸では、神璽(しんじ)を乗せた御座船(ござせん)に、漁船およそ数百隻がお供する壮大な海上パレードが行われます。
最近では、みあれ祭当日に宗像のまちおこしイベントが同時開催されるようになり、有名アーティストを集めたフェスや花火大会などが開催され、多くの観光客が訪れるようになっています。

裏伊勢神宮
宗像大社は、裏伊勢とも呼ばれています。
伊勢神宮の御祭神は天照大御神で、その御子神である宗像三女神は天照大御神の神勅によって宗像の地に降臨しました。
宗像三女神は「道主貴(みちのしのむち)」という別称を持っており、この「貴」という尊称を持っていることが伊勢神宮の天照大御神と共通しているというのです。
この「貴」は最も高貴な神のみに贈られる尊称で、伊勢神宮の大日孁貴(おおひるめのむち/天照大御神)、出雲大社の大己貴(おおなむち/大国主命)と宗像三女神のみだそうです。
また、宗像大社には古代祀祭に用いられた多数の神宝を保有する点です。
「神宿る島」沖ノ島に約8万点の神宝が出土され、その中には伊勢神宮の神宝と共通するものが多くあるそうです。
さらに、第二宮、第三宮の社殿は、伊勢神宮の式年遷宮の際に、「伊佐奈岐宮(いざなぎのみや/伊弉諾尊)」「伊佐奈弥宮(いざなみのみや/伊弉冉尊)」の古殿を特別に移築•再建したものだそうです。
これらのことから「裏伊勢」と呼ばれる所以になっています。


神社: 宗像大社(辺津宮)
住所: 福岡県宗像市田島2331
HP: http://www.munakata-taisha.or.jp/


神社: 中津宮 (なかつぐう)
住所: 福岡県宗像市大島1811

神社: 沖津宮 (おきつぐう)
住所: 福岡県宗像市沖ノ島


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