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芸術について考える、とっても身に染みた話

こんばんは。
桜木杏乃です。

帰りに電車のモニターを見上げていたのですが、
明日の夜から雪の予報があることを
そこで知りました。
こんなところで教えてくれるのだから、
ありがたいなぁと
思う限りです。

さて、本日は
芸術に関して、
深く考えたお話です。

最近視聴している
オペラ歌手の車田さんのチャンネルで
興味深い話がありました。

芸術を「広める」ことは良いことなのか?
というお話なのですが、
すとんと腑に落ちるお話でした。

高校生の頃に小説を書き始め、
職業にしたいと思う時期もあったのですが、
いざ商業向けのお話を書くとなると
読者に認めてもらうことが
最優先になってしまいました。

確かに商業となると、
認めてもらうこと、
それでお金を稼ぐことが
目的にならざるを得なくなると思います。

車田さんは受け手側の話として
動画でお話しされていましたが、
作り手側としても、
芸術のいいところを
潰しかねないように思います。

ビジネス化すればするほど、
芸術が低俗になっていくように感じ、
私はそれがすごく嫌でした。
ライトノベルの作家になりたいと
思っていたのですが、
タイトルが長い作品が売れれば売れるほど、
萌えだとか、エロスだとか、
そういうものが強調されるほど、
自分の中で闇が広がるような
感覚がしました。

自分が表したいものはそういうものではない。
けれど、そういうものが世の中にウケている。
では、今書こうとしてる話は、
自分の感情を突き詰めたものにするべきか?
それとも、誰かに読んでもらえるような
易しい内容にすべきか?

そんなことを考えているうちに、
そもそも小説というものが
書けなくなったので、
正直、本末転倒に思います。

この動画の中で、
芸術は守るもの、という視野も
必要という、大事な言葉がありました。
なるほど、と納得しました。
私がしたかったことは、
芸術を守ろうとする動きに
近かったと思います。

もちろん知ってもらうことは
大事ですが、
それと同じくらい、
芸術がこれから先も
長く生き残れるように、
大事にすることも
必要だと思いました。

どうしても世の中、
ビジネスが先行してしまいます。
それは人間が生きていく上で
お金は欠かせない要素だからこそ、
仕方のない部分だとは思います。

芸術をビジネスにすることが
悪なのではなく、
何事もバランスが大事だなと、
思い直すきっかけになりました。

うまくまとまらず
お目汚しになったかと思いますが、
これも今の私であるからこそなので、
現状を受け止めていこうと思います。

今日の写真は、
昨晩寝る前に撮った
ケナフに埋もれるこむぎです。

本日はこれにて。
ありがとうございます。
また明日お会いしましょう。

↓視聴したオペラ歌手の車田さんの動画

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